プロフィール 兼業投資家。資産形成において必要なのは、1に「メンタルの安定」、2に「需給と地合いを読む力」、3に「個別企業のファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を自らに促すことを心がけている。
≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は、58,476円と前稿+1,552円(※前項比+3801→▲250→+0円→▲447→▲1801→▲3,229円→+2,024→+2,678→+941→▲524→▲89→+1996→+1601→+832(大納会))となった。土曜の朝の日経平均先物は、59,690円とさらに上昇して引けている。※2026年の最高値は2月26日59,332円。
ドル建て日経平均株価の終値は366.7ドル(※前稿357.2→332.7→334.2→334.2→337.2→352.4→377.5→366.1→371.7→345.9→346.5→339.4→340.5→330→325.9→322.6(大納会))。2月26日には380.3ドルの高値あり。
NYダウは、週間で+1,530ドル高となる49,447ドル(※前稿比+1412→+1338→▲410→▲981→▲944→▲1476→▲1476→▲648→▲125→▲615→+1,224→▲207→▲260→▲145→+1122→+247→(大発会))。※2026年最高値は2月10日50,513ドル。
ナスダック100指数は26,672Pと、前稿比+1,556P高(※前稿比+1071→+912→▲765→▲483→▲262→▲317→▲52→+279→▲343→▲476→▲53→+76→+237→+560→▲140)であった。※現在が最高値。2025年4月7日に16,542ドルが直近最安値。
先週の米国株市場では、「S&P500」株価指数と「ナスダック100」株価指数が過去最高値を上回って引けるというトンデモない1週間となった。言うまでもないが、まだイラン戦争渦にもかかわらずだ。
そのけん引役となったのは、最先端AI半導体株。週中には「ASML」「TSMC」の決算発表があり、そのガイダンスを見ると、「AI半導体の〝需要〟に供給がまるで追いついてない」かのような内容であったため、関連銘柄は最高値を更新するものが一気にでたようだ。生成AI革命に死角なしである。
さて今週のストラテジーへと移りたい。
まずは先週、日経平均株価の史上最高値越えの高騰(2週間で+9000円強の大幅高で2月26日の59,332円)に、TOPIXがついてこられなかった流れをどう解釈するか? である。
NT倍率(日経平均÷TOPIX)をみると現在は15.55倍。2025年10月31日につけた15.73倍が最高値であるので、そろそろ日経平均株価だけの爆騰は無理があるというもの。
それでは筆者の答えがどうなるのか? 先に結論を記すと「ここからの米国株の動きがすべてではあるものの、基本的に〝TOPIXはここから戻りを試すように上昇する〟」という見立てをしたい。
おそらく週明けからの日本株は、これまでの尋常ではない急騰をみせた影響から多少ボラティリティが大きくなるものの、結局のところTOPIXは4月のGW前までには企業決算発表の消化とともに、最高値更新か、少なくとも最高値圏でのもみ合い程度の地合いを継続させるものとみている。
また少なくても今週は特に強気で望むべきだ。テクニカルの項で後述しているが、4月2週目の海外勢の売買投資動向をみると、個人投資家が-7,857億円の売り越しであったが、外国人投資家は+1兆5469億円の超大型買い越しである。これは典型的な、相場上昇のサインであることは本稿で、何度も記してきた。
加えて、先週の日経平均株価指数は、株価指数が上がった時に、8兆円以上9兆円台まで売買代金が増え、調整した金曜日には7兆590億円と引けている。これは、これまで見られなかった強気シグナルであり、現時点では短期的にではあるものの、相場の強い上昇サインであると理解している。
しかし筆者は今回の「S&P500」の最高値更新にも驚いたが、もっとも驚いたのは「ナスダック100」の最高値越えだ。
「ナスダック100」については、マグニフィセント7銘柄が生成AI投資の流れを疑念に思い、昨年の10月を高値にして長く調整が続いていたが、今回の相場でその蓋も取れたというわけだ。



