プロフィール 投資歴26年、兼業投資家。資産形成において必要なのは、1に「メンタルの安定」、2に「需給と地合いを読む力」、3に「個別企業のファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を自らに促すことを心がけている。
≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は、56,924円と前稿+3,801円(※前項比▲250→+0円→▲447→▲1801→▲3,229円→+2,024→+2,678→+941→▲524→▲89→+1996→+1601→+832(大納会))となった。土曜の朝の日経平均先物は57,490円までさらに上昇して引けている。※2026年の最高値は2月26日59,332円。
ドル建て日経平均株価の終値は357.2ドル(※前稿332.7→334.2→334.2→337.2→352.4→377.5→366.1→371.7→345.9→346.5→339.4→340.5→330→325.9→322.6(大納会))。2月26日には380.3ドルの高値あり。
NYダウは、週間で+1,412ドル高となる47,917ドル(※前稿比+1338→▲410→▲981→▲944→▲1476→▲1476→▲648→▲125→▲615→+1,224→▲207→▲260→▲145→+1122→+247→(大発会))。※2026年最高値は2月10日50,513ドル。
ナスダック100指数は25,116Pと、前稿比+1,071P高(※前稿比+912→▲765→▲483→▲262→▲317→▲52→+279→▲343→▲476→▲53→+76→+237→+560→▲140)であった。※最高値は2025年10月29日26,182P。2025年4月7日に16,542ドルが直近最安値。
先週は、米国とイランがとりあえずの停戦(2週間なので4月22日まで)に合意し、週末にかけて終戦に向けた対面協議をしたものの、当たり前ではあるものの具体的な進展はなく、頼みの綱のバンス副大統領は協議を止め米国に帰った、と報道された。当然であるが「核兵器製造をやめろ」、という米国側の条件をイランは受け入れるわけがない。そうなると日曜日現在の、原油先物は急騰し、サンデーダウは下落幅が大きくなる。

しかし先週は、【停戦に向けて】というワードが出ただけで、日経平均株価は水曜日に+2,879円もドーン!と上に向かい、56,924円まで戻ったことにもビックリしたが(※3月31日50,559円まで下落していた)、週末土曜日の先物に至っては朝にかけて57,490円となって力強く引けている。
米国・イランともに停戦に向けた話し合いの場には立ったものの、最初から双方の主張はまったくかみ合わず、歩み寄りをみせない方向で進んでいたので当然、米国とイランの停戦合意がまともな方向に進む方がおかしい? と市場関係者筋は考えていたはず。それでも、ここまで株価指数が一気に週間で+3,801円も上昇してしまった事実に、筆者はこの相場の【真実】を感じている。
さて、今週のストラテジーへと移りたい。
4月2週目の日経平均株価は+4.2%の上昇で、TOPIXは+2.6%と、その戻り率には結構な差がついた。※NT倍率でみると先週末14.57倍→ 15.22倍までの変化だ。
これだけ見れば、上昇が急すぎて、日経平均先物の空売り玉を投げ売った筋が多数だったのかな?と思われるが、こうまで買い方が勝利してしまった展開となったのは、今週から日米ともに決算発表が本格化するからだ、と筆者は推測している。
「S&P500」市場の2026年1Q EPS予想はイラン戦争前の段階で+12.7%だったが、このイラン戦争の原油高の中においてさえ+14.4%にコンセンサンスが引きあがっている。
これはおそらく、先週のTSMCの決算速報をみる限りにおいて、生成AI関連の投資が明らかに順調そうに伸びていることと、そして米国自体(特に企業)は、さほど原油高の影響を受けないからだろうか?



