昨年5月30日、玉塚元一氏は大手コンビニ「ローソン」代表取締役会長を任期半ばで突如、退任したが、その裏にはM資金話に乗ってしまったことがあるとされる。(冒頭写真=『週刊新潮』17年4月27日号記事)
M資金とは、敗戦直後、進駐してきた米GHQが日本で接収した財産などを基に、現在も極秘に運用されていると噂される秘密資金。「M」はGHQ経済科学局のマッカート少将のイニシャルから来ている。
むろん、そんな資金は存在せず、完全な詐欺話なのだが、なぜか大手上場企業トップほど、自分だからこそそんな特別な話が来ると信じ込む傾向があるようで、未だに騙される者がいる。
冒頭の玉塚氏が、このM資金話に乗ったのは2016年半ばころ、融資希望額は実に5兆円とされるが、同じグループに騙された大企業トップなどが10社以上あるとされる。
以下、本紙が掴んだこの企業名を列記する。