韓国の人気男性アイドルグループ「JYJ」は、この11~12月にかけ、東京、大阪、福岡の各ドームでコンサートを開催するが、これに対し、過激な行動で知られる政治結社「正気塾」(本部・長崎市)が開催中止を求めて活発な活動をしていることがわかった。
10月24日には、この日本ツアーを仕切る大手芸能プロダクション「ケイダッシュ」(東京都渋谷区)に対し「要望書」を提出。ケイダッシュがこれを無視するや、東京都公安委員会、警視庁にも訴え、これも聞き入れないと見るや、11月4日にはこのコンサートのチケット販売会社の親会社に当たるコンビニ大手「ローソン」(2651。東証1部。東京都品川区)の玉塚元一社長に「要望書」を送りつける挙に出ている。
正気塾が開催中止を求める理由は、JYJが所属する韓国の芸能プロダクション「シージェスエンターテインメント」は韓国マフィアの影響下にあり、コンサート利益がマフィアに渡る可能性があるからというもの。
これだけ聞けば、驚かれる読者がいるかも知れないが、シージェスの代表が元韓国マフィアで、父親が韓国有力マフィアのドンであること、そしてその力を背景に韓国芸能界に睨みを効かせているのはかなり有名な話。また、代表は別の韓国芸能人を脅迫し、実刑判決を受け服役していた過去もある。
なお、正気塾は3・11震災直後、JYJがチャリティーコンサートを行った際も中止を求め街宣活動などを行っている。