プロフィール 投資歴26年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。
≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は、55,621円と前稿比-3,229円(※前項比+2,024+2,678→+941→▲524→▲89→+1996→+1601→+832(大納会))となった。
そして金曜日米国時間には、トランプ大統領による「イランに対し無条件降伏以外は認めない」の発言を皮切りに、日経平均先物は54,020円とさらに1,600円ほど下落して引けてクローズしている。※2026年の最高値は2月12日(木)58,015円。
ドル建て日経平均株価の終値は352.4ドル(※前稿377.5→366.1→371.7→345.9→346.5→339.4→340.5→330→325.9→322.6(大納会))。2月12日には372.2ドルの高値あり。
NYダウは、週間で-1,476ドル安となる47,502ドル(※前稿比▲1476→▲648→▲125→▲615→+1,224→▲207→▲260→▲145→+1122→+247→(大発会))。※2026年最高値は2月10日50,513ドル。
ナスダック100指数は24,643Pと、前稿比-317P安(※前稿比▲52→+279→▲343→▲476→▲53→+76→+237→+560→▲140)であった。※最高値は2025年10月29日26,182P。2025年4月7日に16,542ドルが直近最安値。
先週は米国2月雇用統計が出て、市場予想が+55,000人だったところ前月比-92,000人と出たため衝撃的な結果となった。中身を見ると労働参加率が低下する中で失業率が上昇しており、これはかなり景気後退の懸念を孕んでいるように思えたが、どうもパートタイマーの労働参加率が落ちた結果という声もありそうで、とにかく2月の雇用統計が悪かった事実は押さえておきたい。
そして、本命はやはりイラン戦争。
こちらは、さすがにイランの最高指導者・ホメイニ氏が殺害された状態であるので早期解決となるわけがないことは100も承知だが、トランプが「無条件降伏しろ!」とアスペな発言をしたことからさらに反発が予想され、終結の目途が立たなくなった。
さて今週のストラテジーへと移りたい。
トランプが求めているイランの指導者たる人物は、米国とイスラエルに対して穏健な指導者で、イランの核開発を放棄できる人物であるだろうか!?
現時点での候補者は3人。(1)ハッサン・ホメイニ氏、(2)アリレザ・アラフィ氏、(3)モジダバ・ハメネイ氏である。(1)は、イラン革命時の指導者であるホメネイ氏の孫であるらしく世界平和主義者だ。ただ彼はイラン国内で認められていない存在で、2016年の大統領選への出馬を打診した際は参加資格なしと認定された人物。よって彼で決まるなら、市場は爆上しそうだ。
(2)は現体制のままだが、割と穏健な方で外交重視の方のようだ。市場は彼でも安心しそうだ。
(3)の方はホメイエ氏の息子であることから決定されれば、イスラエルが殺害しそうな勢いで戦争を進めそうだ。
現時点ではトランプや株式市場は、まさかここまでおとなしかったイランが、まさか徹底抗戦してくるとは思っていなかっただろうし、トランプ大統領としては、早期に終わらせたいのではという報道も多い。
そしてトランプ大統領の基本的な考え方は、11月の中間選挙に向けた国民へのアピールだろう。強いアメリカと、そしてこの後に出てくる中間選挙でのバラマキ政策。



