●「指定管理者制度」とは?
2003年6月の通常国会で地方自治法244条の「改正」が行われ、導入が決定された。
従来の地方自治法第244条では、病院・福祉施設・公園・道路・図書館など、住民の福祉を目的に自治体が設置する「公の施設」は自治体が直接管理することを原則として来た。ところが、同制度導入で、営利企業でも管理の受託が可能になった。
06年6月までに全国の自治体において、導入が義務づけられている。
なぜ、指定管理者制度が導入されたのか。
政府は「多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応するために、民間事業者の有するノウハウを活用して、施設の稼働率の向上や利用料収入の増加、経費の削減を図るため」としており、これだけ聞けば結構なことだ。
しかし、この制度、