アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<復活!!>『田沢竜次の昭和カルチャー甦り』第164回「映画に描かれた新宿」

筆者・田沢竜次(フリーライター)。1953年東京生まれ。編集プロダクション勤務などを経て1983年からフリー。85年『月刊angle』連載を基に『東京グルメ通信・B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)を書き下ろし、また文春文庫の「B級グルメ」シリーズでも活躍。B級グルメライターとして取材・執筆を続け今日にいたる。一方、大学の映画サークルで自主上映するほど映画にも精通。著書に「B級グルメ大当りガイド」「ニッポン映画戦後50年」など。

 年末にNHK「映像の世紀」で「映画が語る東京100年の記憶」を観ていたら、銀座、渋谷、浅草、東京駅、東京タワーとか昭和の東京が出てきて面白かったけど、新宿が出てこなかったのがちょいと残念だった。そこで今回は映画で描かれた昭和の新宿(特に60年代以降)を振り返ってみよう。
 新宿が登場する映画は数々あるが、中でも外せないのは大島渚監督の『新宿泥棒日記』(1969年)だね。フィクションとドキュメンタリーが融合した前衛的な作品で、冒頭は東口広場のところで唐十郎たち状況劇場の面々がいきなり路上芝居を敢行(当時は「ハプニング」なんて言い方もあった)。そして横尾忠則扮する主人公が紀伊國屋書店(今と同じ建物)に入って本を万引きする。社長の田辺茂一も登場してしゃべったり、ゴールデン街の酒場では大島組の役者たちが素のままで議論している。横尾忠則も状況劇場の舞台に上がったり、花園神社公演の場に警察が出動したり、ラストは新宿騒乱で交番に投石する群衆と、この時代の新宿の雰囲気が伝わってくる。

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