昨年はコメ価格急騰で、卸売業者は儲かったことだろう。
しかし昨年12月発表の2025年のコメ生産量は10%増の見込み。増加幅は2008年以降で最大となる。こうなると売り惜しみをして在庫を抱えている仲介業者の損失リスクが高くなる。
「じもとホールディングス」(7161。東証スタンダード。仙台市青葉区)は傘下に仙台銀行、山形市のきらやか銀行がある(12年に統合。SBIHDが筆頭株主)。銀行株はメガバンクから地銀までこの2年間で大幅高したが、じもとHDは真逆で、この2年間で株価は大幅安したままだ(冒頭写真)。
きらやか銀行は2024年に過去最大の当期純損失244億円を計上。取引先の破綻に備えた「与信費用」が膨らんだのが主な要因だが、『FACTA』(23年4月号)によると、第3四半期時点で46億円の純損失を計上。貸し倒れ引当金計上が主因のようだが、SBIと提携しての有価証券評価損も多額だったという。
このような負の流れも、コメどころ山形はコメ騒動では潤ったものの、昨年12月8日、じもとHDは子会社であるきらやか銀行に関して「債権取立不能又は取立遅延のおそれに関するお知らせ」をIR(右横写真)。損失は約36億円。融資先破綻などに備えた引当金が主だが。それは米穀会社だという噂だ。地元では数社噂になっているようだが、確定できないため企業名は伏せておく。昨年のコメ騒動に味を占めて売り惜しみした結果、在庫を抱えてしまったということではないか。
さて、本来の仕手株情報に戻そう。
といっても、年末年始なので新たな情報はない。しかし、年末に某銘柄を煽っていた仕手筋は実は相当ホラを吹いていたようで、兜町に流れていた買い集めた株数と実際に買った株数には相当の開きがあったという。



