アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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宇部市大規模ガス漏れ事故で囁かれる、林芳正総務相の悪評

山口県宇部市で12月4日に発生したガス漏れ事故は、小規模ながら53件の火災があり9人が負傷、また2次被害防止のために約1万3000件でガス供給が停止され、全面復旧まで丸3日かかる重大事故だった。
ガス供給が停止されれば、当然、ガス器具は使えなくなり、この寒空のなか、部屋の暖を取れない、風呂に入れない。また市内の小中学校12校で給食を災害時用で対応するなど、市民生活に大きな被害があった。
ガス事業法に基づき、事故を招いた会社は発生から30日以内に経済産業省に詳細な報告を行う必要があるが、今回は重大事故だったことから12月22日が期限とされ、同日、事故会社は広島市の経済産業省・中国四国産業保安監督部に報告書を提出。すでにガス漏れ原因は、高圧で送るガスを一般家庭で使用するレベルにまで下げる「ガバナ」の異常とわかっているものの、報告書の詳しい内容は産業保安監督部、事故会社共に公表しないとしているということで、批判の声も出ている。
今回の事故会社とは「山口合同ガス」(下関市)。
同社は実質、林芳正総務大臣(横写真)の林一族企業であり、ガス供給は下関市だけでなく宇部市、山口市など県内山陽地区の主要都市を中心に県内最大であり、約17万5000戸に供給している。
そもそも林総務相の祖父で衆議院議員も務めた林佳介氏が初代社長。その後、父で蔵相まで務めた林義郎氏の弟・林泰四郎氏も社長を務め、同氏は2017年3月まで取締役会長だった。また、林義郎氏も一時、取締役会長に就いていた。

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