12月25日、大津地裁(右下写真建物)で関西電力の大飯・高浜・美浜の3原発の運転差し止め訴訟の1審判決がある。
提訴は2013年12月。若狭湾周辺には多数の活断層が存在し安全性を担保できないとして滋賀、大阪両府県の住人が起こした。若狭湾は日本最大の「原発銀座」(3原発計11基。ただし内4基は提訴後廃炉が決定し、判決対象は7基)で、一気に7つもの原発差し止め判決が下るケースは世界的にも他にないだろう。
今年2月6日の最終弁論で井戸謙一弁護団長は「原発を止める力を持っているのは裁判官だけ。人々の人格権、生存権を守り、未来へ希望を繋ぐため、力を行使して欲しい」と池田聡介裁判長(57)らに語りかけた。
また結審後、記者会見した同弁護団長は、「地震大国で原発を動かす以上、高い安全性が必要で、被告はそれを証明しないといけないという考えに立てば十分に勝訴はある」と語った。
何しろ、2023年12月の第39回口頭弁論では、原告側証人として、元京大助教授(応用地震学)の赤松純平氏が証人尋問で、被告・関電側が主張する地盤の安全性につき、「不都合なデータは隠ぺいし、(安全との)結果を誘導するような条件設定をしている」と専門家として証言しているのだ。
そういうわけで、12月25日の判決は実に注目される。
ところが、今回、本紙に自分が作成したYouTubeを紹介してくれと連絡して来たペンネーム「偽装された社会の本質を見抜こう」(この10数年、YouTube、ニコニコなどでこのペンネームで活動。ただし、本業はライターで、社会の欺瞞を告発する著名な著者への企画提供、ゴーストライター的仕事をしている)は、この半年以上、行政文書開示請求はむろん、大津地裁へも取材申し込み(取材拒否)するなど取材した結果、池田裁判長は予め、住民側に敗訴判決を出す者と最高裁側が確信し配置操作した重大疑惑があるとの結論に達したという(池田氏は2023年4月1日に大津地裁民事部部総括に)。(横左側写真=関電美浜原発3号機と高浜原発1~4号機の運転差し止め仮処分即時抗告審で原告側敗訴で。今年11月28日。名古屋高裁金沢支部 )
そして、その記事はすでに年明け、某社会派月刊誌26年2月号に6Pで掲載されることが決まっているが、それでは12月25日の判決に間に合わず、大津地裁の不透明な配置操作(イカサマ)を追認することになりかねないので、是非、本紙アクセスジャーナルで、自分が作成した2つのYouTubeを判決前に紹介して欲しいとのことだった。
その内容は、国にとって重要な訴訟、事に今回の関電3原発差し止め訴訟のような原発推進を国策とする訴訟では、地裁段階から、国民に気づかれないように、「ヒラメ裁判官」以上に、「絶対に国を負けさせないための」特別シフトを敷いて、池田裁判長を大津地裁の担当に配置したと思われるというのだ。そして、そのカラクリを解説している。
断っておくが、本紙は、その見方に全面的に賛同するものではない。また、その裏づけが十分取れているとも思わない。池田裁判長の名誉を傷つけている懸念もある。
ただし、そういう疑惑の視点を持つことは、自分で物事の本質を考える上でひじょうに重要と考えるので、以下、あえて紹介しておくことにした。
〇「史上最大級の原発裁判 八百長裁判疑惑 大津地裁の疑惑の要点」スライドショー動画(117枚。約5分)
〇「国家が転覆する巨大な疑惑ーー事故が起これば数千兆円の壊滅的被害 日本の某場所で進行する巨悪の不正」アニメーション動画(約1時間40分)



