アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>福賀中の兜町アンダーワールド(101)「先週の仕手株情報など」

ネット証券社員によると、今年の個人投資家は過去最高の利益だそうだ。
これは、個人の多くがここで取り上げるようなハコモノ銘柄を投資対象外にしていたということだろう。プライム銘柄の半導体、建設、銀行など、普通に事業を行っている企業の株価は大幅高しているからだ。
これに対し、赤字続きで売上も伸びないグロース銘柄を中心とする業績不振ハコモノは低迷したまま。これが今年の相場だった。
さて、今年も後2週間ほど。街金から融資を受けている仕手筋、増資マフィアもいるだろう。彼らにとって年末の株価は重要だ。担保価値を引き上げる必要がある。しかし、今年の個人投資家はハコモノに冷淡だ。IR出しても反応しない。
ここに来て、「SDSホールディングス」(1711。東証スタンダード。東京都港区)を仕掛けると連絡があった。昨年暴落した時に一部関係者には追証が発生しブン投げさされたというが、今回はあの大物投資家が安値で玉を受けて仕掛けるというのだ。この話は12月初めに聞いたが、その時から株価は下落中。大物の話は、おそらく嘘の可能性が高い。
そんな中、「ナガホリ」(8139。東証スタンダード。東京都台東区)が例外的に上昇し続けている(冒頭写真)。同社は本業がしっかりしておりハコモノではないが、仕手筋が買収に動いた銘柄だ。いったい何年関与しているのだろう。仕手筋ご用達証券では動きは見られないが、ネット証券では動きがあったようだ。どうも名義を分散する「ウルフパック」作戦かも知れない。「リ・ジェネレーション」、「布山高士」氏以外に名義が分散している可能性がある。新規口座となると筆者も動きを掴みづらい。
さて、先週はTOB候補などを記載したが、その後の動きと新たな候補を追加する。

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