アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(454回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(12月1日~12月5日)

プロフィール 投資歴26年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は、50,254円と前稿比+1,628円(※前項比▲1751→ +101→ ▲2135→ +3111→ +1718→ ▲507→ +2319→ +415→ +587→ +1749→ +301→ +85→ +▲745→ 1558→ +1020→ ▲656→ +1637→ +249→ ▲241→ ▲348→ +1748→ +569→ +92→ ▲223→ +805→ +594→ +251→+672→ +1125→ +976→ +1144→ ▲195→ ▲3339→ ▲557→ +624 →+166 → ▲269→▲1621→▲372→+362→▲785→▲360→+1481→▲739→▲705→+193円(大納会))となった。

週末金曜日は、4週ぶりに波乱はなく日経平均先物は50,285円まで小幅上昇して引けている。※2025年の最高値は11月4日につけた52,637円。2025年の最安値は4月7日(月)30,793円。2024年8月5日は31,156円のフラッシュクラッシュがあった。

ドル建て日経平均株価の終値は321.4ドル(※前稿311.3→326→327.6→340.2→322.3→317.7→314.6→310.1→~~246.7(大納会)。こちらは今年の最高値は11月4日の342.7ドル。最安値は4月7日に211.2ドル。

NYダウは、週間で+1471ドル高となる47,716ドル(※前稿比▲902→+1479→+160→▲576→+356→+1016→+711→▲1278→+511)。※最高値は2025年10月29日の48,041ドル。※4月7日に36,612ドルが直近最安値。

ナスダック100指数は25,435Pと、前稿比+1195P高(※前稿比▲768→▲52→▲798→+500→+540→+596→▲550→+268)であった。※最高値は2025年10月29日26,182P。2025年4月7日に16,542ドルが直近最安値。

さて先週は、米国指数の中でも主要どころである「S&P500」「ナスダック100」指数が、50日移動平均線を上回ってきたため、もうここから相場が急落する、と考える投資家が極めて少なくなったように思う。

ただ、これまで日米ともに指数を引っ張ってきた「半導体」銘柄は、全体的にしっかり戻りこそすれ、銘柄間での格差が漂っており、どちらかというと、それ以外の業種への資金移動が活発であった。

日本に関しても「TOPIX」指数が週末の金曜日に、11月13日につけた3,389Pの最高値にあと一歩まで迫る3,381Pをつけ、3,378Pで引けていることから、この指数の最高値更新は時間の問題のように感じる。というのも、日経平均株価が-1,751円安だった2025年11月3週目、海外勢の買い越しが+7191億円(先物+1兆1223億円、現物-4032億円)もあって驚いたが、もっと驚いたのは、買っていたのはTOPIXだけで、その額が1兆679億円もあったことである。一回、こういった動きがでると海外勢はすぐには売ってこないため、相場の上昇サインと考えていいだろう。

また、筆者は本稿の中で初めて取り上げるが、「東証スタンダード」指数に関しては、先週の金曜日に1,521Pまで上昇し、10月27日につけた1,514Pの最高値を更新している。強い。

また、これまで悪魔的に下がり続けて個人投資家の心を折り続けていた「東証グロース指数」も、先週金曜の終値は700Pと、週間で+20Pとなっている。しかも先週の木曜日にJPXより発表された「海外勢の投資部門別売買動向」によると、14週ぶりとなる買い越しに転じているのだ。いささか気が早いが、指数の移動平均線をみると25日線は704P、75日線は743P、200日線は716Pとなっていることから、さすがに200日線を越えて75日線までは安心して持てるかな? となんの根拠もなく感じてしまっている。この小春日和のような地合いならそれが可能だと本能の部分が感じてしまっているのだ。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
先週は、筆者が恐れていた日銀の利上げリーク報道「関係者によると早ければ12月利上げが行われる可能性」が出たにもかかわらず、ドル円は156.1円と週間で大きな動きがなかった。もともと、日銀が利上げ路線であることを市場は織り込んでいたと思うが、ここまで無風であるとは、驚くとともにたいへんありがたいことだ。

よってこのまま米国の追加利下げが確定的である雰囲気が壊れなければ、今週も穏やかな年末までの上昇相場となりそうだ、と理解している。ここからはいかに保有銘柄を売らないかの我慢比べとなる可能性が濃厚なのだ。

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