北海道警察捜査1課は11月12日、紋別市内の4階建て空きビルと併設する倉庫に2022年に放火したとして、元保険調査員の深町優将(54)と、稲葉寛(57)両容疑者を非現住建造物等放火容疑で逮捕した。
この2人は岡山、青森、岐阜の3件の住宅に放火し、保険金を騙し取った詐欺などの容疑ですでに起訴されており、道警は紋別市の放火も同様の狙いだったと見て調べているという。
一方、本日、発売された『週刊文春』(11月27日号)は、冒頭の深町・稲葉両容疑者は、北海道では他にも今年4月、上富良野町で発生した火災にも2人が関与しており、こちらは焼死者が出ているが、その岡崎氏(72)は「共犯者」だったと報じ、<独走スクープ>と銘打ち、5頁の特集記事を報じている。
さすが文春で緻密に調べ上げ、焼死した岡崎氏の顔写真まで載せている。
詳細は同記事をご覧いただきたいが、実は本紙ではすでに10月23日、この放火による保険金詐欺グループの存在を報じ、上富良野町の火災も同グループの犯行で、焼死した者は仲間だと報じていた。また、その焼死者が岡崎氏(72)で、文春指摘通り、元証券マンで、脳梗塞の影響で片足が悪く逃げ遅れた可能性があるとの人クロ部分についても報じていた。
本紙記事で述べたように、彼らの犯行で焼死者が出たのはこれが始めて。そのため、すでに北海道警は放火殺人も視野に入れて動くと見られると報じていた。
その通りになったわけだ。
この本紙記事も、この機会に読んでいただければ幸いだ。
〇2025.10.23本紙記事
放火殺人事件へーー全国で放火による保険金詐欺グループ主犯(3年前、本紙が取材していた理由)



