アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

大阪地検特捜部が「桜十字グループ」を調べていた!

「桜十字グループ」(熊本県熊本市。冒頭写真は桜十字病院)は、九州では最大規模の病院チェーン。
基礎化粧品などの「ドモホルンリンクル」が売れ筋の化粧品・健康食品の製造・販売「再春館製薬所」(熊本県上益城郡益城町)が2006年に経営不振の旧「林ヶ原記念病院」を買収。当時の売上高は40億円程度だったが、買収を重ねたこともあり、現在は21病院(ベッド数計約3000)、売上高は約800億円まで拡大させ、収益率も買収時より格段に上がっている。
再春館製薬所を大きく育てた西川通子会長には3人の息子がいる。長男は再春館を、3男は西川氏が設立した「九州警備保障」(熊本市)、そして次男・西川朋希氏(右下写真。49)には桜十字の経営を任せ、現在も朋希氏が桜十字グループの代表を務めている。
その西川朋希氏は医者ではなくイギリスで経営修士過程を終了。「野村総合研究所」(英国法人)で経営コンサルを経て29歳の時、旧林ヶ原記念病院の再建に乗り出す。
彼の経営コンサル能力が、桜十字グループの発展に寄与したことは皆、認めるところだ。
だが、好事魔多しというより、創業家2世によく見られるように、お坊ちゃま気質で傲慢といった評も聞かれていた。
こうしたなか、西川朋希氏も深く関わる桜十字グループ傘下クリニックの不正疑惑の件で、大阪地検特捜部が調査に乗り出し、すでに当時の複数の職員はむろん、西川氏自身も複数回事情を聴かれているとの情報を確かな筋から得たので報じる。

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