アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(452回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(11月17日~11月21日)

プロフィール 投資歴26年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は、50,377円と前稿比+101円(※前項比▲2135→ +3,111→ +1718→ ▲507→ +2,319→ +415→ +587→ +1749→ +301→ +85→ +▲745→ 1558→ +1020→ ▲656→ +1637→ +249→ ▲241→ ▲348→ +1748→ +569→ +92→ ▲223→ +805→ +594→ +251→ +672→ +1125→ +976→ +1144→ ▲195→ ▲3339→ ▲557→ +624 →+166 →▲269→▲1621→▲372→+362→▲785→▲360→+1481→▲739→▲705→+193円(大納会))となった。

週末金曜日は、先週金曜日と同じく、日経平均先物は一時49,700円ラインまで下落したものの(※先週は49,500円ライン)、そこからスルスルと上昇をして、日経平均先物は50,440円まで上昇して引けている。※2025年の最高値は11月4日につけた52,637円。2025年の最安値は4月7日(月)30,793円。2024年8月5日は31,156円のフラッシュクラッシュがあった。

ドル建て日経平均株価の終値は326ドル(※前稿327.6→340.2→322.3→317.7→314.6→310.1→~~246.7(大納会))。こちらは今年の最高値は11月4日の342.7ドル。最安値は4月7日に211.2ドル。

NYダウは、週間で+160ドル高となる47,147ドル(※前稿比▲576→+356→+1016→+711→▲1278→+511)。※最高値は2025年10月29日の48,041ドル。※4月7日に36,612ドルが直近最安値。

ナスダック100指数は25,008Pと、前稿比-52P安(※前稿比▲798→+500→+540→+596→▲550→+268)であった。※最高値は2025年10月29日26,182P。2025年4月7日に16,542ドルが直近最安値。

2週連続、同じ展開で喰らってしまった。同じような方がいらっしゃるのなら傷を舐めあいたいくらいです。

先週金曜日の夜に筆者は色めき立っていた。何でかというと、今度こそ米国の「S&P500」や「ナスダック100」などの重要指数が、明確に50日移動平均線を下回っていくではないか。
もちろん、目を皿のように相場をみていた筆者はこれに気が付き(※実際は運動していたこともありPM21:00に気が付き余計に大惨事)、日経平均先物2026年3月限を力強く、ミニで8枚ほど追加売り(※ナンピン)をした。
そしてPM11:30から相場がオープンして、なぜか情報のないまま戻りを見せ始めても、筆者は「50日線をここまで勢いよく下回った以上、どうせタダではすまないよ」と考える、完全勝利バイアスが脳にかかってしまって、実際に50日線まで一気に戻す展開になっても、「じゃあ、なんでさっきまで下げてたんだよ」という、敗者の悪態(言い訳)をする羽目になり損切りが遅れ、挙句の果てには金曜日の最高値ラインでミニ8枚の損切りを敢行した。これは完全なる市場の養分である。

そして今回の下落では、「S&P500」でみると11月7日の安値は下回らなかったものの、「ナスダック100」では下値をちょい切り下げており、数値でいうと「S&P500指数」は6,650P、「ナスダック100指数」は24,500P割れ近辺であり、ここを割り込むと強烈な下落サインとなることをしっかり覚えておきたいものだ。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
さて振り返ってみると、先週の金曜日の夜の米国市場であるが、2週連続で上記のような展開になったことはたいへん興味深い。何を言っているのかというと、米国の「S&P500」指数や、「日経平均ドル建て」指数をみると、ちょうど50日線ラインまで下がって彷徨っているのだ。

これはなぜにどうしてかというと、「〝今週の相場〟が分岐点になるから、それまでは動けないぜ」と市場が言っているのであろう。
そう、今週の注目ポイントは2つ!

(1)『NVDA』(エヌビディア)の決算が19日(水)の早朝に出て、その後同社の株価がどちらに向かうか?
(2)今週に経済指標の発表が再開する。20日(木)に発表される米国9月雇用統計は、もはや過去のものだろうが、その他の最新経済指標は、12月のFOMCの流れを左右する。
(2)に関しては、これまで景気が明確に後退しない中で、FRBが金利を引き下げることが、米国株の予想PERの数値の水準を引き上げてきていた。現在の12月FOMCでの利下げ確率は55.6%で市場はどっちにいくかわからずストレスを抱えているので、今週の経済指標で〝軽度な景気悪化〟と極めてストライクゾーンが小さいところにボールが入らないと相場は下がりそうだと感じている。けっこうな難題である。

ただパウエル議長は2026年5月15日に任期を終える。来年になればもう次期FRB議長も確定しており、強引な利下げ路線を推進する議長となりそうだ。ということは、パウエル議長はこの流れを読んで、あえて強硬姿勢を貫いてここではインフレを抑えようとするかもしれない。そうなると株式市場は調整を余儀なくされるだろう。

まとめると、(1)は決算後の『NVDA』の株価の行方がどうなるか? これは筆者には現在、予測が立たない。というのも、ハイテク半導体株全体的には11月に入って綻びがみえているものの、同社の株価については、日本の『SBG』や『アドバンテスト』のように、明らかにバブってはいないのだ。少なくても13週程度はレンジ内で推移している。

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