アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

違法スカウトグループ「ナチュラル」への捜査漏洩事件で、まだ報じられていないこと

 11月12日、警視庁は国内最大の違法スカウトグループ「ナチュラル」に捜査情報を漏らしたと地方公務員法(守秘義務)違反容疑で、暴力団対策課の警部補、神保大輔容疑者(冒頭写真。43)を逮捕したのはご存じの通り。
本紙では、これまでに何度か違法スカウトグループに関して報じており、複数の情報源がある。そこから得た、大手マスコミではまだ報じていないことを報じる。
そもそも、なぜ神保容疑者は情報漏洩で目を付けられたのか?
これに関しては、今年春、不倫についての情報があり、それで内偵を始めたことが契機となっていたようだ。
大手マスコミ報道で、今年8月、神保容疑者の自宅を家宅捜索したところ、現金約900万円が見つかったとされるが、要するに、ナチュラル側からカネをもらい羽振りがよくなったことで、不倫を始めた可能性がある。
警察は女性関係だけでなく、借金に関しても、それが原因で問題を起こすことがあるので内偵する。
「警官専用のサラ金があり、一般のサラ金から借りたらそれだけでアウト。その辺はひじょうに厳しい。そもそも、神保容疑者については女癖が悪いとの評があった。まだ小さい子どもがいるというのに」(関係者)
こうしたなか、公用とは別の私的スマホを提出させ調べたところ、ナチュラル側に情報漏洩させていたことがわかったという。
それにしても、神保容疑者にしたって、自分の担当する件で(ナチュラルの中でもボスの木山兄弟の担当だったとも)、そんなに簡単に金銭で懐柔されるものだろうか。
そこで気になるのが、ナチュラルの拠点である新宿歌舞伎町界隈をシマとする指定暴力団系の有力組織S組の存在だ。

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