≪連載（４４８回目）≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー　今週の相場展望（10月20日～10月24日）

プロフィール　投資歴26年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、１に「メンタル」、２に「需給」を読む力、３に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は、４７,５８２円と前稿比－５０７円（※前項比＋2,319→　＋415→　＋587→　＋1749→　＋301→　＋85→　＋▲745→　1558→　＋1020→　▲656→　＋1637→　＋249→　▲241→　▲348→　＋1748→　＋569→　＋92→　▲223→　＋805→　＋594→　＋251→　＋672→　＋1125→　＋976→　＋1144→　▲195→　▲3339→　▲557→　＋624　→＋166　→▲269→▲1621→▲372→＋362→▲785→▲360→＋1481→▲739→▲705→＋193円（大納会））となった。
いつものことだがトランプ発言「２週間以内に習国家主席と会談する」に揺らされる形で日経平均先物は４８,２９５円まで上昇して大引けとなっている。※2025年の最高値は10月9日夜間につけた４８,９１５円。2025年の最安値は4月7日（月）30,793円。2024年8月5日は31,156円のフラッシュクラッシュがあった。

ドル建て日経平均株価の終値は317.7ドル。（※314.6→310.1→302.9→303.6→302.9→303.6→290.3→290.6→287.1→294.7→283.8→271→282.1→267.7→269.4→275.9→278.2→264.1→264→262→263.8→259→260→257.9→253.8→248.5→244→233.3→231.3→246.3→252→249.3→250→247.7→257.7→256.5→255.8→255.8→257.3→247→247.5→252.6→246.7（大納会））。こちらは今年の最高値は10月7日の322.2ドル。最安値は4月7日に211.2ドル。

NＹダウは、週間で＋711ドル高となる４６,１９１ドル（※前稿比▲1278→＋511→＋413→＋417→▲433→▲144→▲87→＋686→＋770→＋587→▲1313→＋560→▲30→▲457→＋1010→＋1612→▲565→＋493→＋667→▲1052→＋1406→▲68→＋1203→＋972→▲1071→＋1898→▲3269→▲401→＋497→▲1314→▲1039→＋413→▲1,118→＋243→▲242→＋121→＋936→＋1550→▲794→＋151→▲259）。※最高値は2025年9月23日の46,714ドル。※4月7日に36,612ドルが直近最安値。

ナスダック100指数は２４,８１８Pと、前稿比＋596P高（※前稿比▲550→＋268→＋412→＋440→＋237→▲83→▲214→＋101→＋848→▲509→＋207→＋284→▲86→＋333→＋908→▲5→▲131→＋421→＋425→▲512→▲1367→▲42→＋670→＋1175→▲702→＋1562→▲1,883→▲473→＋49→▲496→▲683→▲730→▲501→＋624→▲23→▲296→＋333→＋594→▲450→＋183→▲175）であった。※最高値は2025年10月２５,２４０P。2025年4月7日に16,542ドルが直近最安値。

さて先週は、相変わらずトランプ大統領はTACO（米中貿易戦争）るし、日本も野党はアホなのか（※玉木のこと）と思うくらいチャンスを棒に振ったため、先週に48,580→　45,200円と３,３８０円も下げた日経平均株価指数先物12月限は、４８,２９０円まで戻して引けている。よって今がほぼ最高値圏であり、ここから上は、日経平均株価指数でいうと最高値は10月９日４８,５９７円。ドル建て日経平均でいうと３２０.７ドル。こちらも2025年10月7日322.2ドルが最高値なので、天井圏がとっても近い。
ちなみにS&P500は、10月8日が最高値で6,765P、ナスダック100は25,195Pが最高値、SOX指数は6,882Pが最高値。もうどの指数も高値中の高値で、これを抜ければ新高値をつけに行くかもしれないが。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
先週の金曜日、とっても気になったのは「TSMC」の値動き。金曜の午後に決算を出していたのでそれがNY時間に反映されたのだが、結果は寄り天。
決算カンファレンスでは2025年の売上予想を前年同期比＋30％程度から→　30％半ばまで上方修正。そして「AIメガトレンドに確信」みたいな発言があってこの結果だったのだ。
この流れに対して、日本株に関しては週末に公明党が去って、維新が連立に加わり、かなりのパワーアップ。高市首相誕生ももう確定したといってよい状況で、しかも今後の法案の可決に関しても維新のバックアップがある以上、今度こそサナエノミクススタートで、週明けの日本市場は盛り上がりそうだ。

ただ懸念点は３つ。
１つは米国では、マイナーSQ明けとなること。
２つ目。ビットコインという金余りの象徴（バブル）が、10月半ばからイヤーな値動きとなっていること。
そして先週金曜日には「ゴールド」がヤバイ雰囲気を醸し出していたことだ。
これ、私が保有していたなら売却しただろう。月曜日の朝は大丈夫だと思うが、それ以降はけっこう心配な状況ではある。

しかし、2025年７月以降の日米（※東証グロース以外）株式市場は、かなりの急上昇を見せていたにも関わらず、適当な調整をはさみながらも、結局、高値近辺のもみあいを経て新高値を取り続けてきている。
正直、本稿を読んでくださっている読者諸兄はしっているでしょうが、筆者は日経平均株価についてはPERが17倍（※現在予想EPSは2592円）の４４,０６４円を超えたあたりから理解が追いつかなくなってきている（※ちなみに現在は18.36倍）ので、ダメダメトレードだ。