8月になって千葉県と茨城県で無料情報紙発行「地域新聞社」(2164。東証グロース。千葉県八千代市)が急騰している。また、今年初めから「北紡」(旧「北日本紡績」。今年7月社名変更。3409。東証スタンダード。石川県白山市)も大幅高となっている。
この2銘柄共、以前、この連載で篠原某氏の介入だと取り上げたことがあるが、今回の主役は中国系仕手筋だ。どういう経緯で玉が移動したかは不明ながら、地域新聞社は先週も継続買いしていたようだ。このように仕手株は長期で仕掛けるケースが多い。
SNSでは仕手筋は短期で釣り上げてイナゴに買わせて逃げるとの批判が多いが、実際は長期だ。批判している投資家に3年、5年かけて取り組む人は何人いるだろうか? 批判する前に、自分の投資スタンスを顧みるべきだろう。なお、筆者は仕手筋を褒めているわけではない。実態の乏しいハコモノはさっさと退場すべきだという考えだ。
また、先週も触れたが、「ASIAN STAR」(8946。東証スタンダード。横浜市西区)は8月14日の下落時に関係筋は売っていないようだ。逆に14・15日と買い増ししたというから今後の展開が見物だ。一部には問題投資家も参戦しているようだが、夏ごろからの上昇にご満悦という。
以下、新たな動きに言及する。



