今年6月22日投開票の東京都議選で2回目の当選を果たした遠藤ちひろ氏(49。都民ファーストの会)につき、公職選挙法違反で警視庁多摩中央警察署が捜査しているとの告発があったので報じておく。
遠藤氏は多摩市議会議員(4期)を経て、昨年7月、現職の病死に伴う補欠選挙で都民ファーストの会公認で都議初当選(南多摩選挙区)。今年6月の都議選(同)では定員2のところ、トップ当選を果している。
その告発によれば、公選法の具体的な容疑は、選挙運動は「公職の候補者の届出のあった日から当該選挙の期日の前日まででなければ、することができない」が、公示日の前に選挙運動をした事前運動の禁止(129条)に抵触する可能性があるというもの。
選挙運動も政治活動の一つだが、選挙運動は公示日に立候補の届け出をしてから投票日の前日まで、つまり、遠藤氏が出馬した今年6月の都議選でいえば、6月13日から6月21日までに限られる。
この間以外で、誰であっても特定の候補者に投票してもらうことを目的に戸別訪問したり、演説会の開催を言い歩くことは禁止。同じく、誰であっても特定の候補者に投票するように、あるいは投票しないようにすることを目的として選挙人に対し署名を集めることなども禁止されている。
以下、証拠とされる資料を転載し、具体的に解説する。



