本紙は千葉県成田市のゴルフ場「大栄カントリー」(運営会社も同名)の下山隆専務(右下写真)につき、昨年6月から取り上げている。
月刊経済雑誌『ZAITEN』(発行:財界展望新社)も、連載でゴルフ場特集をやっていることもあってだろう、この疑惑を勢力的に取材しているようで、本紙は当初は下山氏を匿名にしていたが、ZAITENが今年3月号で実名を出しただけでなく、顔写真も報じたことから、以降、本紙でも実名報道することにした次第だ。
そのZAITENが、8月1日発売号(9月号)で追加報道している(冒頭写真。2頁)。
ただし、その記事を見ても下山専務の入れ墨の件は一切触れられていない。
同記事は、下山氏が役員を務める芸能プロダクションなど、「M」を冠する3社と大栄カントリーとの関係性につきレポートした内容だ。
ただし、同誌は同じ9月号で別に「ゴルフ匿名座談会」なる記事をやっており(2頁)、そのなかで、ゴルフ担当記者が、「暴力団員ではないですが、背中に刺青を入れているゴルフ場の経営幹部がいるんですよ。関東近郊のトーナメントコースでね」といい、「俄かには信じられない」というゴルフユーチューバーに対し、この担当記者は、「過去にその人物と近しかった女性の関係者から流れた映像があるんです」などと語っている。
とはいえ、このコメントのように、担当記者は「経営幹部」というだけで匿名だ。
ところが、この2頁記事中には、何の説明もない入れ墨を入れた人物の写真が掲載されており、実はこの写真は下山専務と思われる。



