いよいよ明日公示となる参議院選挙(7月20日投開票)だが、その大阪選挙区から立憲民主党公認で出馬するのは新人の橋口玲氏(冒頭写真。56)。
弁護士で、大阪弁護士会の副会長も務める。
6月28日に大阪市内で開いた出馬記者会見では、「日本の99%以上を占める中小企業、汗をかいて働く人々、これから働こうとする人たち、彼らが主権者として誇りある社会を実現する」などと述べていた。
その橋口氏が代理人を務める某企業、グループでは年商は軽く100億円を超えるので中小企業とは言えないが、その企業の代表は刑事事件で告訴され正式に大阪府警は受理している。しかも、その同じ案件の民事訴訟の方ではその代表の「乗っ取り」が確定しているのだ。ところが、そんな者が新たに起こした民事訴訟の代理人に橋口氏は就き、しかもその案件は、その「乗っ取り」に深く関連している。さらにいえば、橋口氏、当初は乗っ取られた側の社会福祉法人の監事に就いていたのに、いつしか「乗っ取り」側に鞍替えしたかたちになっており、これでは利益相反の可能性さえ指摘されても無理ないのでは?とも思えるのだ。
その代理人を務める相手とは、「ゼフィア」(大阪市淀川区)、「ユニテックス」(大阪市浪速区)なる企業の代表の中務稔也氏。
本紙で、この中務氏の大阪のお寺「正圓寺」乗っ取り疑惑を報じたところ、中務氏個人から7件も提訴され、現在も一部係争中だが、お寺乗っ取りの疑惑自体は、すでにその民事訴訟で疑惑どころか「乗っ取り」は事実だと認定されている(本紙YouTube版はこちら。無料)。