アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>福賀中の兜町アンダーワールド(77)「先週の仕手株情報」

日経平均は6月23日寄り付きから6月27日大引けの1週間で1890円もの大幅高となった。個人投資家の多くは含み益拡大だろうが、グロース250指数は逆に下落。SNSでプロっぽい発言をしている投資家ほど儲かっていないのかも知れない。
さて、暗号資産(仮想通貨)バブルも収まって来たことで、関連して急騰した銘柄は急落中。代表格のホテル1店運営+ビットコインへの投資「メタプラネット」(左写真。3350。東証スタンダード。東京都港区)はまだマシな方だが、「ANAPホールディングス」(3189。東証スタンダード)、カジュアル衣料チェーン「マックハウス」(右写真。7603。東証スタンダード。東京都杉並区)は本業不振が続くも、暗号資産購入というだけで株価は急騰。ANAPの場合は、これまで取り上げて来たが、綿密に計画された株価上昇作戦がハマったものの本業の回復は厳しいだろう。
ところで、上場廃止寸前企業の駆け込み寺である「エボファンド(EVO FUND)」だが、悪名が広まって取引銀行は「エボに増資するなら取引停止」と通告するところも出て来ているようだ。かといって、赤字続きの債務超過寸前の企業に銀行は融資しない。したがって、暗号資産関連のボロ株などに遅れて飛び乗った投資家の末路は厳しいものになりそうだ。
さて、兜町では新たな銘柄に動きが出始めた。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧