アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>福賀中の兜町アンダーワールド(71)「先週の仕手筋などの情報」(6銘柄)

関係者によると、ある有力仕手筋は資金繰りが厳しいのではないかという。
その仕手筋は信用取引が多いため、仕手株が低迷している今は当然かも知れない。それに加え、証券会社によっては彼らが介入している銘柄に規制をかけて信用での新規買いを停止している。(*写真の2つの株価チャートは有料記事部分で説明)
これは東証、日証金からの要請だろう。つまり、信用買いの6カ月期日が来てクロスしようにも、信用では買えない。薄商いのため、売り決算だと株価は急落する。現物買いでクロスするしかない。しかし、現物で買うには資金が足りない。そこで、担保として保有する現物株の一部を売却し、資金を捻出しているという。
そもそも仕手筋でも、現物だけだと信用期日という問題は起きない。信用メーンだと個人も仕手筋もいずれは行き詰まる。稀に成功する例もあるが、それはどんなことでも例外はあることに過ぎない。
とはいえ、前述のある有力仕手筋の介入している銘柄に規制をかけて信用での新規買いを停止している東証やSESCは姑息ではないか?
証券会社には顧客管理をしっかりしろと指導するが、自らは率先してやらない。証券会社の管理部門に不祥事があったら、その部署の全員を解雇と脅して来る。要注意顧客を監視するように言っても来る。だが、当局からはその投資家(仕手筋)を取引停止にしろとは言って来ない。当局から言って来てくれた方が証券会社としては対処し易い。
何故言って来ないのか? それは、言って、その投資家に訴えられると当局は敗訴する可能性が非常に高いからだ。これまで投資に関する逮捕、起訴は毎年のようにありマスコミは報じるが、裁判結果は報じない。当局が負けるケースが多いからだ。裁判官に投資の知識が欠如しているためかも知れないが。
さて、本題の先週の動きだが、

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧