アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>福賀中の兜町アンダーワールド(70)「投資詐欺回避策と『エスポア』新経営陣」

投資詐欺が止まらない。
X上ではうんざりするほど詐欺の書き込みを見かける。Xは、アカウントが凍結されても次から次へと新たなアカウントができる。
さて、投資詐欺報道で気になるのだが、1億円、数千万円被害はざらだ。1億円詐欺ということは、被害者は資産家なのだろう。では、詐欺集団はどうやって資産家を探すのか?
金融機関が顧客情報を流すことは考えづらい。下儲けのシステム会社だと、資産家のみのピックアップは難しい。全国主要都市では、投資に関する講演会、セミナー、オフ会などが盛んだ。ネット上では無料セミナーなども多い。そして、その多くは募集時に住所、氏名、電話番号を記入させる。そもそも投資のイベントに参加する人はそれなりに資産もあり、投資に貧欲だろう。その中には上手い話に乗る人もいるだろう。大人数のオフ会には、まず詐欺師が紛れ込んでいる。詐欺師は人当たりが良くて感じがいい。そして、いかに儲かったかを説明する。そして詐欺師に資金を預ける。だが、個人が資金を預かって運用することは違法なのだ。しかし、そのことを認識している人はほとんどいないようだ。
また、ネット上では氏名、住所に違う記入をしたとしても、詐欺集団はメールアドレスにフィッシングメールを送信する。個人主催、オフ会などのメールは詐欺集団に売り渡されると疑うことだ。
以上から、大手金融機関、出版社以外のセミナーには参加しない。それ以外のセミナーには住所、氏名、電話番号は偽を記入すること。資産家であっても、決して金持ち自慢をしないこと。そして、オフ会での大儲け、巨額資産があると話す人は詐欺師と認識すること。
かつて、チャーター機を使って投資家をタダでタイまで案内し数十億円の詐欺をした人がいた。逮捕されたが、チャーター機ということで、参加者は資産家ばかりだった。投資で儲かった、資産〇億円あるというあなたは詐欺師のターゲットなので、くれぐれも気をつけて欲しい。
さて、本題の仕手筋動向だが、「エスポア」(3260。名証ネクスト。東京都渋谷区)は5月7日、役員の移動に関するIRを出している。新任役員の構成を見れば、同社が今度どういった方向に行くかは想像がつくのではないか!?

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧