タイトルだけ見て、一笑に付さないで欲しい。
「事実は小説よりも奇なり」ということもある。
本紙にこの情報が入って来た出元は、山口県下関市の安倍晋三元首相の後援会幹部周辺からだ。
本紙では安倍氏生前、「安倍首相の国家老」という表現で紹介していた前田晋太郎・下関市長(元安倍氏の秘書)は4月中旬、訪米している。
訪問先はフロリダ州マイアミ。
同地ではクルーズ業界の主要イベント--クルーズラインと港の代表者が一堂に会して話し合う「世界クルーズ観光サミット」が開催された。前田氏は、「全国クルーズ活性化会議」会長も務めており、下関市長の公務も兼ね4月7日から同地を訪ねた。
その際、密かにトランプ大統領に会ったとの噂が、地元の一部事情通の間で流れており、本紙の耳にも入って来た。
いくら何でも、日本の地方都市の首長に過ぎない“小者”に、トランプ大統領が会ってくれるわけがない。格が違い過ぎる。
確かに、一般常識ではそうだ。
だが、安倍元首相夫人、安倍昭恵氏の口利きとなれば、事情が違って来るだろう。トランプ氏が大統領当選後の昨年末、昭恵夫人が面談し、石破茂首相宛て書籍を預かったことは本紙でも触れている。そして、昭恵夫人が前田市長の公務にかこつけトランプ大統領に会わせた狙いにつき、地元ではこう噂されているというのだ。
「安倍元首相亡き後、安倍後継を謳い、また昭恵夫人が後援会長を務める吉田真次衆議院議員は小選挙区から比例区に替えられた。代わって、安倍元首相とライバルだった林芳正・官房長官が下関市を含む小選挙区に。
昭恵氏にすれば、それに何としてもやり返し、あわよくば吉田氏を小選挙区に戻したい。そのためには、今世界的大問題になっている関税の問題で何か貢献できればと。だからといって、衆議院議員の吉田氏がトランプ氏に会えばもろに二元外交となる。そこで代わりに前田氏を飛ばした。何か策あってのことでは」(地元事情通)
ただし、現状は、その事実が政権側に明らかになると報復を受けかねないので、このことは伏せている。が、事がうまく運べば、そのうち公にするのではないかと見るのだ。
しかし、そんなことが本当にあり得るのか?
以下、検証してみた。