前回は「REVOLUTION」(旧「原興産」。8894。東証スタンダード。東京都千代田区)に対する当局の調査に少し触れたが、その続報だ。
某対面証券への調査では、関わっていた怪しい口座への追及はなかった。おそらくセーフだったのだろう。株主優待制度取り消し発表前に売り逃げた筋も何ら問題なさそうだ。所詮、ハコモノ企業。万年インサイダー疑惑の会社だ。当局は違法性や疑いを持つも、本気でやる気はないのだろう。
ただし、REVOLUTIONの裏の動きにつき、『FACTA』が先週「号外」(冒頭写真)で詳しく解説している。同社の筆頭株主は「FO1」(大阪市中央区)という合同会社。2023年9月、REVOLUTION株の公開買い付けの結果だが、この代表者の1人で、35%の株を握る者が社内で「名誉会長」を名乗ってREVOLUTIONを牛耳っており、3月11日、REVOLUTIONの新藤弘章社長(下写真)が一身上の都合で代表取締役社長も取締役も辞任したが、それはこの名誉会長と意見が衝突し事実上解任されたからという。
クラウドファンディング事業のREVOLUTION連結子会社「WeCapital」(東京都港区)の松田悠介社長も同様に2月28日解任に。
何より、株価急落を招いた株主優待(QUOカードPay12万円)の廃止も、この名誉会長のほぼ一存で決まったという。 REVOLUTIONはこの株主優待制度廃止を受け、3月11日、第三者委員会を設置するとIRしたが、FACTA記事内容が事実だとして、名誉会長が今も牛耳っているはずで、そんななか、キチンとした調査結果が出るのだろうか。
加えて、3月28日、REVOLUTIONは、前出・連結子会社WeCapitalの株主から、WeCapital前代表・松田氏に対する株主代表訴訟が提起されたことをIRしている。
株主、前田氏の名前は伏せられているが、クラウドファンディングで集めた資金が投じられた不動産につき①背任行為、②経費の不正支出、③WeCapitalを連結子会社にした際の株価につきWeCapitalに損害を与えているとして、総額42億円の支払いを求めるものだ。
この株主、WeCapitalの創業メンバーであり元取締役というから、そんないい加減な内容ではないのではないか。それだけに、REVOLUTIONの対応が注目される。
実がこの株主、自分のXに同日、株主代表訴訟を提起したことをポストすると共に、監査役に出した提訴請求書を添付しているのだが、これがまた興味深い。警察OBや暴力団との関わりを言って、脅されたとも記している。