大手マスコミ既報のように、警視庁暴力団対策課は3月11日までに、建設業法違反(無許可営業)容疑で、無職の清水謙行(49。冒頭写真は「FNNプライムオンライン」より)、リフォーム会社元社長の石井匠(45)ら計4名を逮捕した。
2023年、国などから許可を得ず、神奈川県内の2つの住宅の屋根や外壁などの工事を行い、530万円と693万円を受け取っていた容疑。
もっとも、実際には元暴力団組員の清水容疑者を頭に、複数のリフォーム会社を実質的に経営し、しかも、「隣で工事をしていたら、お宅の家の屋根が壊れているのが見えたので」などといって上がり込み、自分らが点検するふりをして屋根を壊して過大な料金を請求するなどの「点検商法」とも言われるリフォーム詐欺を繰り返していた。しかも、今流行の「トクリュウ」(匿名・流動型犯罪グループ)とも当局は見ており、今後、こちらに関連した容疑で再逮捕もあり得るようだ。
本紙ではこうした容疑から、警視庁が大規模な捜査をしているようだとの情報を得て、すでに昨年11月、清水容疑者のことを実名報道していた。
その際、“スーパーサラリーマン”とのタイトルで報じていたのは、清水容疑者、「スーパーサラリーマン清水」と名乗り、TikTokやインスタに自分の入れ墨姿を晒すなど目立つ映像など載せ、何者かと話題になっていたから。そんなことをして、容疑通りなら、当局に目を付けられて当然だ。