●7月3日(日)午前4時過ぎ、灯油状のものが自宅室内に投げ込まれ、発火の模様
日本、しかもこういっては何だが完全な堅気の本紙・山岡に対し、放火という重大な暴力を振るって来るとは想像していなかった(下写真右側は、何か可燃性のものを鉄製ドアから内側に放り込まれたと見られるが、そのため、こじ開けたと思われるドア内側下の内側にねじ曲げられた牛乳ビン受け部分を拡大したもの)。
山岡は自宅マンションで映画を鑑賞していた。すると、玄関ドアの向こう側で誰かが何かゴソゴソやっているようなドアの金属製の響きがした。朝刊の配達かと思い、時計に目をやるとちょうど午前4時過ぎぐらい。朝刊配達(日経新聞)のいつもの時間帯からすると早過ぎると一瞬思ったものの、無視し、再び映画画面に見入ろうとしていた。
まさにその時、「ドン!ドン!」とドア越しに大きな金属音がし、驚いた山岡は玄関の様子を見に行った。次の瞬間、山岡の目に飛び込んだのは、アスファルトに灯油を撒いて火をつけると一瞬、できような直径1M高さ1・5Mほどの炎の柱だった。その瞬間、まさかとは思ったが「やりやがったな!」と思った。
すぐさま、台所に行き、ナベに水を入れて撒こうと引っ帰したが、その時にはもう有毒ガス特有の黒い煙が立ち上り部屋中に充満しようとしていた。
そこで身の危険を感じた山岡は、ベランダに出、隣のベランダ、さらにもう1つ先のべランダに乗り移り、ガラス戸を叩いて火事を知らせ、室内に入れていただき、一緒にその男性の部屋玄関から出て事なきを得た。
ほどなくパトカー、2台の消防車が到着。消防ホースで水を撒き鎮火した。