アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙・山岡を刑事告訴した元警部補の武富士「小説」の内容

●本日、警視庁に「小説」を証拠として提出 本紙・山岡が、著書『銀バエ 実録武富士盗聴事件』について、警視庁本庁捜査2課から武富士に天下っていた岩根昭二元警部補に名誉毀損で刑事告訴され、しかも、そんな筋の悪い案件をなぜか警視庁は正式受理、この間、山岡が岩根氏古巣の捜査2課で事情聴取を受けているのは本紙既報の通り。 本日は、手元から離れていた岩根元警部補作成の武富士在職中(94年1月から96年8月ごろまでと思われる)のことをまとめた「小説」のコピーが戻って来たので、証拠の一つとして、午後4時半、3番町の警視庁別館に届けた。2回の事情聴取に続き、3度目の3番町訪問となった。 以前、この「小説」を読んだ時は、何ともつまらなく、中身の情報も薄いと思っていた。 だが、こうして改めて注意深く見てみると、武富士と武井保雄前会長にプレッシャーをかける上では、絶品の出来といっていいと感じたので、以下、大まかな内容を紹介する。 いまさら断るまでもないだろうが、本紙・山岡が岩根元警部補に刑事告訴されたのは、岩根元警部補は辞職後、在職中に知り得たことを公表しないことと引き換えに、武井前会長から500万円の現金を受け取っているのだが(証拠の「領収証」、「念書」、「確認書」コピーは既報関連記事中に掲載済)、守秘義務は当然のことで、武富士側が金銭を支払う必要などないのに、あえてそうしたのは、この「小説」の“買取”の意味も含まれていたのではないかとの記述が、「恐喝」したと虚偽の事実を書かれ、名誉を傷つけられたとの主張故である。 したがって、当然ながら、この「小説」の具体的な中身が、武富士側にプレッシャーをかけ得る、もっと具体的にいえば、世間に公表されると困るような内容を含んでいたかどうかがポイントとなる。 なお、「小説」といってはいるが、主人公はそのまま「岩根昭二」名だし、武井前会長と武富士顧問だった福田勝一元警視総監も同様、実名のまま。そして岩根氏の部下だった中川一博元課長代理は「中山一利」、上司の常務・浅川博之氏は「浅池一之」といった具合。 このように、武富士側人物に関しては関係者が見れば一目で誰かわかる。その一方、肝心の闇社会関係者の名前は完全にデフォルメされている。暴漢に襲われた傷が元で死去する武富士を攻撃していたブラック・ジャーナリストの堀川健三氏は「藪川剣三郎」、山口組系後藤組の後藤忠政組長は「荒熊」、その部下の佐野逸雄氏は「白川丈二」、右翼団体・大行社の三本菅啓二会長は「円城寺」といった具合。 また、具体的な中味も、武富士側の見る人が見ればわかる心憎い作りになっている。 一例を挙げると、武富士は店頭公開直前、攻撃する右翼団体等の動きを押さえるため、前出・後藤組長に20?30億円の報酬を約束して協力を依頼する。だが、武井前会長はその約束を反故にして両者間で揉める。その関係修復を図るため、岩根元警部補は当時の上司と後藤組長を都内の入院していた病院を訪問、“見舞金”として3000万円を渡しているのだが、「小説」ではその場所は品川プリンスホテルとされ、金額も1000万円に減額。さらに、渡した相手は組長本人ではなく部下の前出・佐野氏とされている。 ●「小説」の注目される内容 ?東京都・四谷の愛人の存在と、武井氏、その愛人と米国ラスベガスへのカジノ・ツアーに同行。 ?そのカジノ・ツアーで武井氏は2億6000万円負け、その支払いは後日、日本で行われ、精算に来た相手に岩根氏自ら現金を運んだ。 ?渋谷署管内で武富士社員が痴漢行為で逮捕された際、警視庁時代のコネを生かして穏便処理、広報対策を担当(被害者は婦警だった)。 ?都内・松濤に住む武井氏の別の愛人との間にもうけた小学生の娘の帰宅が遅く、捜査願いの交渉に駆り出される(無事帰宅し、届け出に到らず)。 ?武井氏は入れ墨があり、食管法違反や強姦未遂の過去がある(あくまで前出・堀川氏の怪文書の紹介というかたちで)。 ?広済堂の桜井文雄会長(故人)に、闇人脈の押さえの仲介を依頼。 ?前出・堀川氏に怪文書押さえのため、3000万円の前金として1500万円を支払う。 ?無事、店頭公開の目処が立ち、後藤組から30億円支払いの「念書」を書くように武井氏は迫られたが、それを蹴っただけでなく、岩根氏が元警官であることを、後藤組長と武井氏が直で電話していた際、暴露され、自分の身に危険が及ぶ仕打ちをされた。…

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