本紙では1月4日、大手企業信用調査会社「東京商工リサーチ」による、脱毛大手「ミュゼプラチナム」(正確には「MPH」)の三原孔明社長へのインタビュー記事を紹介し、ミュゼの最大スポンサーは、あの詐欺師といってもいい高橋英樹氏であるとの記事を書いている。
東京商工リサーチは、高橋氏の名前は一切記事に出していない。しかし、三原社長がミュゼの再建に手を貸してくれているのは「グローバルブリッジファンド合同会社」(GBF)で、今後の資金調達はこの「GBFを窓口として一本化し、GBF社経由で個人の投資家からも資金調達している」と答え、このGBFのオーナーは高橋氏であることは間違いないからだ。
しかしながら、詐欺師といっていい高橋氏に資金調達を頼んでうまく行くはずがない。高橋氏自身は、全国展開で認知度抜群のミュゼの名前を利用し、自分がカネ儲けしようとしか考えていないと思われるからだ。
本紙では、同記事の有料部分で、実例として、クラウドファンディングで、高橋氏がミュゼのエクササイズ中心の店舗を今後展開して行くための研修センターを建設するための資金を募っていたことを紹介したが、関係者は本紙の取材に対し、これもひじょうに怪しく、投資家は資金が戻って来ないことを覚悟しておいた方がいいと語った。
また三原社長は、この昨年12月5日実施のインタビューで、社員への給料遅配が起きていること、社会保険料滞納(約14億円?)で信販会社の差押えなどがあることも認めていたが、売上が上がっており、今年からは正常化するとも答えていた。
だが、実際は家賃も未だ滞納している状況で、今月も何億円も資金不足で何とかならないかと大島正人会長もいろんなところに要請しており、とてもではないが正常化などしていないと漏らす。
それにしても、大島会長は「フォーサイド」(2330。東証スタンダード)社長でもあるし、三原社長にしても「レナード」社長として美容業界では著明な存在。そんな2人が、なぜ高橋氏と組んでいるのか? しかも、共に「辞めたい」と漏らしているとも。