●01年9月号ーーザイン“教祖”妻との特別対談記事 6月26日(日)の“集会”が、いよいよ目前に迫って来た「ザイン」。 かなりのマスコミが取材を行うようで、再び、この「全裸SEX教団」は話題を呼びそうだ。 だが、この団体の本質はいまもクーデター志向であり、極めて危険な思想を持ったカルトというのが本紙の考え。そのため、これまで何度かその面から報じて来た。 今回、掲載したのは、同団体で№2の地位にある小島露観代表の妻と、同団体特別顧問で、「大公爵」と呼ばれている武富士前会長娘婿・高島望氏との対談記事――だが、そこには、松下政経塾出身で、武富士社長の地位まで捨て、政治の世界に舞い戻ったころの高島氏の面影はない。議会制民主主義を否定し、“教祖”同様、独裁政治を盲目的に信奉しているようにしか思えない。 確かに、理屈からいえば、本当に能力を持った指導者が独裁的に政治を行えば一時的にはうまく治まるかも知れない。だが、独裁政治は必ず腐敗する。だからこそ、議会制民主政治が考え出されたのではなかったのか――いったい、この間、高島氏の思想性を何が変えてしまったのか。あるいは政党、出馬の機会に恵まれず、浪人生活が長く続いた結果なのか。この記事を見て、唖然とさせられると同時に、痛ましくも思うのは本紙だけだろう か……。…