アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(412回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(1月20日~1月24日)

プロフィール 投資歴26年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の週末金曜日の日経平均株価の終値は、38,451円と前稿比-739円(※前項比▲705→ +193円(大納会))となった。
その後、週末は日米ともに主要な経済指標やイベントがない中、するすると日経平均先物は上値を追い38,830円まで戻って引けている。
また、ドル建て日経平均の終値は247ドル(※前稿247.5→ 252.6 →246.7(大納会))。
NYダウは、週間で+1,550ドル高となる43,488ドル(※前稿比▲794→+151→▲259)。※2024年12月5日の45,074ドルが昨年最高値。
ナスダック100は21,441Pと、前稿比+594P高(※前稿比▲450→+183→▲175)だった。

先週の金曜日の前場は、もう市場に買い気をまったく感じない展開となり日経平均株価は38,056円まで下がり、「週明け月曜日の米国市場は休場だから、これはトランプ大統領の就任演説がある21日までダメか」、と諦めを感じていたが、なんと後場に入るとジワジワ上げが止まらなくなる。
また、米国時間に入るまで(PM22:00)もこの流れを引き継ぎ、そして米国時間に入ると、米国市場は「トランプ大統領誕生の負の悪材料を折り込んだか」のようなキレイな反発となり、日米ともにわかりやすい底入れとなったと感じた。

特に日経平均株価(先物)に関しては、金曜日のPM18:00頃に日経新聞発での「日銀会合で過半数の委員が利上げ支持」の絶望的なリーク記事がでたが、それでも日経平均先物のジワジワ上げのトレンドが崩れなかった事実は極めて大きいだろう。これは水曜日に植田総裁が「次回の日銀会合で利上げを検討する」と地ならしをし、利上げ確率が70%を超えてきたり、木曜日PM13:00頃には、ブルームバーグ発で「米国新政権の影響が限定的なら利上げの公算大」が、地ならしの役割を果たしていたことは間違いない。植田日銀は、前回7月31日利上げ後の8月5日の日経平均株価の大暴落を受けて、市場との対話をしっかりするようになっていることはプラスに受け止めたい。
しかし、植田総裁は「春闘での具体的な賃上げの数値を確認したい」といっていたはずだったが。1月9日の日銀支店長会議で「地方企業にも賃上げの動きが浸透していることを確認した」とのことらしい。筆者としては、今回の件で植田総裁の発言というものは軽く、信頼度が低いことがたいへんよく理解できた。ただ、そんなことよりも、ここまでくどいくらいしつこく市場との対話をしてくれる日銀さんの存在は、投資家としてたいへんありがたく貴重だと感じている。黒田さんはKYでひどかったので。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
さっそくだが筆者は、今週は月曜から買っていこうかと考えている。金曜日の後場は、なんどもなんども「ここで買うべきか!?」の自問自答をしたが、月曜日が米国が休場ゆえに、金曜日の夜の米国時間の暴落が怖くて、買いの手がでなかったことは悔やまれる。
ちなみに、「S&P500株価指数」は週末5,997Pで引けており、10日も含むすべての移動平均線を上回って引けている。米国の場合は、特に50日線が注目されており(5,923P)、この数値を上回っていると強気相場なのだそうだ。

日本は日銀の利上げ問題で、年初から日経平均株価が弱含んだが、もう24日(金)の「日銀会合」の結果を恐れる必要はない。また、今回利上げするとなると、これまでのペースは6ヶ月間隔であったため、次は早くても7月というわけだから、利上げの悪夢はしばらく忘れることができる。といいますか、今回の利上げで日本の政策金利は0.5%になると思うが、これは実質金利的には低すぎる金利水準であり、まだ金融緩和状態なことを市場はすぐに思い出すだろう。しばらくは株高を堪能できそうなムードであるし、昨年2024年は年初高でその後はまったりだったため、2025年はいいかげん2024年7月17日の42,427円超えの大ジャンプを期待したいところだ。

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