昨日、「船井電機」前社長の上田智一氏(冒頭写真)が告発・告訴を行ったことを大手マスコミが報じているものの、その被告訴人の名は伏せられていたことから、本紙ではその計6名の名前を明らかにすると共に、若干の解説を行った。
だが、その際、告発した方の相手が紹介した広告代理店がどこかは今一つ確証が持てなかったことから明らかにしなかった。
この続報では、その会社名を報じると共に、この被告訴人との関係につき解説する。
この会社の存在がひじょうに重要というか、いかに多くの事件屋が船井電機側に入り込んでいたか思い知らされる結果になっているからだ。
再度報じると、上田氏が告発したのは船井電機取締役(当時)。
その取締役は、上田氏に対し、当時、船井電機の親会社「船井電機・ホールディングス(現FUNAI GROUP)」は、船井電機の脱サロン大手「ミュゼプラチナム」買収に際して100億円以上の債務を負っていたが、ミュゼを売却することによって、その債務を免れることが出来ると言い、広告代理店を紹介したという。そして、そういう内容だからこそ、上田氏はその取締役に対し昨年4月、2億円のアドバイザリー報酬(紹介手数料)を船井電機・ホールディングスから支払ったという。
だが、今現在もその広告代理店は船井電機・ホールディングスの100億円以上の債務を連帯保証することを履行していないという。そこで、上田氏は今回、その取締役を詐欺容疑で大阪府警に告発したという。