アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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いよいよ仲間割れかーー「船井電機」上田前社長に告発、告訴された事件屋らの名前

大手マスコミ既報のように1月9~10日、「船井電機」前社長の上田智一氏(冒頭写真)は自身、または代理人弁護士を通じ、告発・告訴したことを明らかにした。
告発の方は、船井電機の親会社「船井電機・ホールディングス(現FUNAI GROUP)」が、脱毛大手「ミュゼプラチナム」(当時)買収の際に100億円以上の債務を負ったが、ミュゼ売却によりその債務を免れることが出来ると当時の取締役から言われ、売却先の広告代理店を紹介され、昨年4月、船井電機・ホールディングスはアドバイザリー手数料として元取締役に2億円支払ったが、広告代理店は現在までその義務を履行していないことから。
詐欺容疑だとして、1月9日、告発状を大阪府警に提出したという。
一方の告訴は、例のたった1円で、上田氏が船井電機の株を持つ「ミュゼ・ホールディングス(現スターゲート)」の全株を「EFIファンド」に売った件。その条件として、実際は上田氏個人が船井電機やミュゼプラチナム関連で巨額の債務保証した分を、EFIファンドが引き受けることになっていたが、EFIファンドにミュゼ・ホールディングス株が譲渡された当日、同株はITサービス会社に転売されたことから、債務保証はされなかった。
そのため、こちらも詐欺だとして、1月9日、譲渡先の関係者5人について、大阪府警に告訴状を提出したという(*10日、東京地裁にミュゼ・ホールディングス株の返還などを求める民事訴訟も提起)。
もっとも、大手マスコミの報道では、この告発・告訴した者の名前は明かされていないので以下、明らかにし、解説する。

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