アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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パシコン・荒木民生代表の疑惑(13) 本誌・山岡等に対する不可解な2度目の訴え

パシコンの荒木民生代表が、本誌・山岡と、執筆した雑誌『財界展望』を発行する「財界展望新社」をまた訴えて来た。 前回は「パシフィックコンサルタンツグループ」(PCIG)代表としてだったが、今回はまったくの個人としてだ。したがって、原告・荒木氏の住所も、前回はPCIGの港区虎ノ門となっていたが、今回は中央区の自宅となっている。 そして、訴訟において名誉毀損とされる箇所も、損害賠償請求額もまったく同じだ。 それにしても、なぜ、2度目の訴えなのか。 本紙・山岡にすれば、記事中で重大な疑惑があると問題提起している相手は荒木氏個人で、決して法人としてのパシコン自体を批難しているつもりはない。荒木氏に特別背任、つまり、会社の貴重な資産を荒木氏が食いつぶしている疑惑があると、むしろ会社に注意を促しているつもりだ。 したがって、1回目の原告がPCIG代表としての荒木氏というのにはひじょうに違和感があった。この2回目の原告こそ、訴えられるなら、しかるべき相手だと思っていた。 では、なぜ、荒木氏は最初から個人で訴えて来なかったのか。 それは、会社の代表なら、その裁判費用は社費で賄え、自分の懐が痛まないと思ったからではないだろうか。 失礼ながら、以前、自身の自宅としていた静岡市熱海市の一戸建て住宅は、いまでこそ解除になっているものの、これまで熱海市によって実に4度も差し押さえを受けていた。同じく、荒木氏所有の品川区内の高級マンションの一室はいまも5500万円の根抵当権がついたままだ。 さて、この間、本紙は精力的に荒木氏の疑惑を、できるだけ客観的資料にもとづき、このHPでも報じてきた。 おかげさまで、パシコングループの複数の社員から、「よくぞ書いてくれた」旨の手紙やメールが届いている。そのなかには、荒木氏が社費で弁護士費用を見てもらっていることに強い憤りを語る者もいた。 そして、社内でもようやく、荒木氏が明らかにおかしいと糾弾の声が起きつつある。そうしたなか、荒木氏もマズイと思い、だからといって、いさまら一度訴えたものも取り下げるわけにいかず、今回の個人による2度目の訴えとなったと思われる。要するに、かなり追い詰められて来ているということだ。…

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