アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<新連載>福賀中の兜町アンダーワールド(48)「先週の仕手株情報など」

「日経STYLE」に、鎌倉の円覚寺がほんの少し出ていた。
三井住友銀行副頭取は、このお寺で座禅を組んでいるという内容だ。
鎌倉の名刹である。もう35年くらい前になるだろうか。円覚寺の住職自身が仕手筋として名を馳せた。住職といっても、慶大経済学部卒のインテリ。銘柄名は思い出せないが、兜町では円覚寺のA氏銘柄として有名だった。しかし、多くの仕手筋の末路と同じく最後は損失拡大で兜町からは名前が消えてしまった。
しかし、住職の仕手戦で儲けたのは担当していた歩合外務員T氏だったことは知られていない。当時は固定手数料のため、歩合外務員の中には年収1億円超えもいた。しかし、歩合によるあぶく銭は銀座など夜の街で消えて行く。バブル崩壊、手数料自由化で1億円プレーヤーも収入がなくなり、辞めて行った。だが、T氏は財産を残したという。なお自宅は高台の豪邸だった。
また、先週は家庭用ミシン1位「ジャノメ」(6445。東証プライム。東京都八王子市)に「MM Investments」(福岡市中央区)なるファンドが7・27%の大株主として登場。先々週に出した大量保有報告書から2・24%買い増ししている。ジャノメが相場になるのは、バブル期末期の仕手筋集団「光進」の小谷光浩氏(冒頭写真)以来だろうか。埼玉銀行も巻き込んでの仕手戦だったが、最後は小谷氏逮捕で終了。
さて、本題に入ろう。
まず、このところ、毎週取り上げて来た「ACSL」(6232。東証グロース)に新たな動きが出て来たという。その他、いくつか取り上げる。

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