アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙逮捕報道の松澤泰生氏、冤罪を主張(自分の部屋に入って住居侵入!?)

本紙では10月25日、松澤泰生氏(72)が警視庁板橋警察署に逮捕されたことを報じている
同署管内の社長宅(?)に不法侵入し、実印を盗んだ容疑と報じた。
松澤氏は東京佐川急便事件(1992年)で、当時の渡辺広康社長と共謀し245億円の特別背任罪などに問われ懲役5年の実刑判決が確定し塀の中に落ちたことがある”大物”だけに、本紙では報じた。
他のマスコミは一切報じていないが、逮捕されたのは事実だし、容疑も報道通りだった。
ところが、勾留期限一杯の11月13日に不起訴で出て来た松澤氏、早速、本紙に連絡を寄越し、逮捕は事実だからその記事は消さなくていいが、これは冤罪事件なので、証拠を示すから会ってくれと。それで11月18日に会って、証拠と共に説明を聞いて、確かに常識的にはあり得ない内容なので追加報道することにした。
単純明快な話で、結論を先にいえば、警察が住居侵入容疑とした板橋区1丁目の高層ビル(冒頭写真)14階のその部屋は、告訴した「三津寛子」氏の自宅ではなく、松澤氏の会社が賃借していた。
本紙は被疑事実の侵入したという住所とその部屋番号を確認する一方、松澤氏が代表を務める会社謄本で松澤氏の住所も確認している。それは一致していた。
「彼女に倉庫代りに使わせていたが、自分の部屋」(松澤氏)
つまり、松澤氏は自分の自宅に入ったら逮捕されたというわけだ。
被疑事実は、彼女の部屋に合鍵を使って侵入し、彼女所有の印鑑1本(時価5万円相当)を盗んだというのだが、松澤氏は印鑑のことは、彼女がデッチ上げ容疑で言っているだけで何のことかわからないという。
なお、松澤氏も、告訴人の三津氏(50代)も独身。
松澤氏によれば、恋人の関係にあったが今年4月に温泉旅行に行ったのが最後。それ以降、こちらから連絡しなかったが、それで彼女に文句を言われるなどトラブルはなく、なぜ、虚偽告訴をされたのか思い当たることはなく驚いているという。
それにしても、松澤氏によれば、逮捕される時から、自分の賃借している部屋に入ってなぜ逮捕なのか!? と抗議したという。ならば、本紙が確認したように、松澤氏が代表を務める会社の銀行の家賃引き落としの利用明細書、賃貸契約書(借主は松澤氏が共同代表の会社)など見ればすぐ確認できること。それがなぜ、20日以上の勾留なのか?
そこで、本紙は板橋警察庁の取り調べをしたN警部補に電話取材した(要約)。以下は、そのやりとり。

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