アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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オリエンタルランドの闇――東京ディズニーランド埋め立て地について県と“密約”

●5月20日の「読売新聞」が1面で、地元やくざへの利益供与疑惑をスクープ

東京ディズニーランドなどの運営会社「オリエンタルランド」(東証1部上場)――地元の鉄道会社「京成電鉄」(2 2・8%)、「三井不動産」(15・1%)がその株式割合からもわかるように、実質、共同経営して来たわけだが、この子供に夢を売るレジャー会社の闇の一端につき、「読売新聞」がすっぱ抜いている。
地元の広域暴力団・松葉会の元最高顧問の親族が関わる不動産会社「中央興発」(浦安市)に、オリエンタルランドが清掃業務を委託し、判明している7年間だけでも総額9億円余りを払っていたが、「中央興発」はその仕事を別会社に丸投げしていた。この清掃業務は89年12月から委託しており、要するに、もっと以前から利益供与し続けていたのではないかというわけだ。
だが、同紙も社会面で報じているように、オリエンタルランドと地元やくざとの付き合いはこの程度のものではない。
前出の松葉会元最高顧問自身、発起人になっている別の建設会社「京三建設工業」(東京都千代田区)の社名は、オリエンタルランドの2大株主である京成電鉄の「京」と、三井不動産の「三」を取って名づけたものだし、73年に設立された際の同社株主は、第1位が前出・元最高顧問であり、そして第2位は後、オリエンタルランドの社長を務めた高橋政和氏(故人)だったというのだ。

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