アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<新連載>福賀中の兜町アンダーワールド(36)「『ASAHI EITO』など先週の仕手株情報」

衛生陶器の中堅「ASAHI EITOホールディングス」(5341。東証スタンダード。大阪市中央区。昨年6月まで「アサヒ衛陶」)が8月初めごろから2倍以上の値上がり(冒頭写真)。
元々仕手性のある銘柄だが、2017年は東京オリンピックに向けての公営トイレの様式化ということを材料に急騰(下写真)。2022年にもEV充電器拡販を材料に中国筋介入の噂で急落・急騰を繰り返していた。
そして今回は、あのT氏介入の噂で2倍以上となっている。
ある程度まで上昇したところで、兜町界隈ではT氏が買っているとの噂が広がり一段高。しかし、事情通の話によると、介入している筋が勝手にT氏の名前を使っているというのだ。恐らくT氏は介入してないと思われる。そして「大量保有報告書」によれば9月13日、「山川」(大阪市中央区)なる不動産会社がASAHI EITOの15・44%の株主として登場。筆頭株となったが、これまでも大株主がコロコロ変わっており、過去の増資分、仕手筋同士の玉移動それに市場での買付分と思われる。なお山川が何者かは把握できていないが、これまでの株主構成から推測すると中国筋も絡んでいるように感じる。
変わって、最近取り上げている「丸運」(9065。東証スタンダード。東京都中央区)だが、こちらは中国筋で間違いないだろう。しかし浮動株はわずか9・4%しかなく、買い占めることは不可能。丸運を巡って何らかの動きがあると見ているのかも知れない。
なお9月は仕手筋の動きがほとんどないようだ。仕手筋ご用達証券も注文激減で収益が上がっていないという。そんな状況だが、数少ない動きや新たな動向を以下で取り上げる。

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