日本株市場は8月初めの大暴落から急回復も、9月になって再び下げ幅拡大。一部仕手筋には2度目の下げが誤算だったようだ。特に信用で買い上がった筋は厳しいという。また、売り逃げのために一段高と煽り始めた銘柄もあり玉石混合。しかし、仕手株好き投資家はろくに対象銘柄を調べないで未確認の情報だけが頼り。それも信用買いばかりのため、下げると対処できなくなる。
まずはERPコンサルなどの「ジェクシード」(3719。東証スタンダード。東京都千代田区)――昨年前半大幅高したものの、高値で買った株を売り逃げるために煽りはじめているようだ。1年以上高値もみ合いが続く「パス」(3840。東証スタンダード)。にしても、もう何年やっているのだろう。関係者は買い値から3分の1以下になっているから、多少上がっても焼け石に水だろう。
そして、セキュリティソフトと働き方改革ツールの開発・販売「フーバーブレイン」(3927。東証グロース。東京都千代田区)――7月中旬まで順調に上昇も、8月初めの暴落以降、株価は低迷したままだ(冒頭写真)。噂では仕手筋を信用した投資家が信用で買っていたため、泣く泣く投げているという。
また、アクセスジャーナル本編で2018年9月に上場廃止になった「ソルガム・ジャパン・ホールディングス」との関連で取り上げていたこともある「燦キャピタルマネージメント」(7月から「北浜キャピタルパートナーズ」。2134。東証スタンダード。大阪市中央区)の動きも怪しくなっている。
これらを含め、最近の動きは以下で取り上げる。