●「ファンタジィランド」オーナーから手形を借り、それを割り引いて現金を作り、闇金返済に回した荒木代表
連載(1)で、本紙はパシコン関連業務である現・イーストチャイナシーホテル建設コンサルは、そもそも、荒木代表も役員だったファミリー企業「パシフィックテレコム」の闇金からの借金を立替てもらうことと交換条件でなされたものであることを証明する文書(「確約書」)コピーを紹介した。
そして、連載(2)では、その立替てもらった相手、「ファンダジィランド」との民事訴訟で提出した「陳述書」において、荒木代表自身、その「確約書」が本物であることを認めている事実を紹介した。
そして、「交換条件」を裏づける証拠は他にもある。
冒頭に掲げた、「手形コピー」がそれである(2枚の内の右側掲載分は、荒木代表が記述したと思われる部分を拡大したもの)。
この手形、「一都建設」なる会社が降り出したものだ。
「ファンタジィランド」とは別会社。しかし、そこに記された北九州市の住所がまったく同じ。つまり、連載(2)で記した、ファンタジィランドのオーナー・中野氏が、やはりオーナーを務める会社なのだ。
注目いただきたいのは、この手形コピーの下に記された、荒木代表と思われる記述である。
「平成13年3月28日 預り書 上記手形を確かに預りました。荒木民生」