アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<新連載>「八神一清の予言される真実」第5回 ハメられた松ちゃん その(1)

お笑い芸人ダウンタウンの松本人志と週刊文春のバトルは、場外乱闘に突入した。
松本から性被害を受けたと告発しているA子さんを、松本側が探偵を雇い尾行調査を行っただけでなく、松本の代理人である田代政弘弁護士が、A子さんと知り合いであるX氏に対して、法廷でA子さんが証言しないように脅迫したと文春が報道したからである。
また、その脅迫の内容については、A子さんとX氏が不倫関係であることを報道しようとしているマスコミがあることを伝え、A子さんが裁判に出廷しないように圧力をかけたというものだ。
そして、何とX氏が実名を出して、文春記事が正しいことを証言した。
驚くべきは、X氏の正体である。
実名を名乗って証言したX氏は、元特捜部検事の中村信雄弁護士であったからである。
これらが真実であったとするならば、松本はAさんの証言を妨害しようとしたことになり、裁判でかなり不利になるという法曹関係者の見解もある。
この文春報道に対して、17日に田代弁護士は自身の法律事務所のホームページに反論を掲載した(*ココをクリックのこと)。

反論文の要旨を抜粋すると、「当職らがA子さんの出廷を妨害する工作を行っていたかのような記事が掲載されたことについて、当職らは、同月12日付で、株式会社文藝春秋外1名の代理人を務める喜田村洋一弁護士宛に」として「『週刊文春』の行為は、当職らの正当な弁護活動を委縮させる目的で行われたものであり、訴訟活動に対する悪質な妨害行為であること」、「訴訟の一方当事者が出版社であるからといって、自社が発行する週刊誌に、相手方を誹謗中傷するような一方的な主張を掲載し、喧伝することは、裁判の公正性を害するものであること」、「当職らの活動を『週刊文春』の宣伝や売上増加の手段として利用されることは、極めて不本意、不愉快であることから、今後は訴訟外ではなく、お互いに、正々堂々と訴訟の中で主張・立証を尽くすべきである旨申し入れを行っておりました」。
続けて、「しかしながら、本日配信された『週刊文春電子版』においても、再度、同様の記事が掲載されたことは誠に遺憾であり、喜田村洋一弁護士宛に厳重に抗議を申し入れたことをご報告いたします。なお、本日配信の記事に掲載されている弁護士田代政弘と中村信雄弁護士とのやり取り等については、事実に反することが多数記載されておりますが、当職らといたしましては、今後の訴訟手続の中で、適宜、記事が事実に反するものであることや我々の正性を主張・立証していく所存です」が田代弁護士の主張である。
どちらが正しいのかを検証する前に、両者の事実認定で一致しているしていることは、
①A子さんと中村弁護士が知り合いであること
②A子さんと中村弁護士が不倫関係にあるという情報を持つマスコミがいるということ
である。
そして、このA子さんと中村弁護士との関係を解き明かすことが、松本文春事件の真実を解き明かす鍵となることを、ここで予言しておく。

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