アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>ご注意『この男、詐欺師につき』(13)なかやまきんに君のマネージャーは詐欺師(現在、失踪中)

 なかやまきんに君(45・本名・中山翔二)といえば、現在、売れっ子のボディービルダー、俳優、YouTuber、そしてお笑いタレントだが、そのマネージャーが実は詐欺師だったことが判明した。
なかやまきんに君は2021年末まで吉本興業に所属していたが、さらなる飛躍を目指して独立。
その約1年前に自らが代表に就いた芸能事務所「333」(ささみ)を設立。そこでタレント活動に加え、アパレル商品の企画・制作・販売、さらにサプリメント等の栄養補助食品などの販売も行っている。
その333で、マネジメントを担当していたのが飯尾雄一氏(50)。
ところが、この飯尾氏、とんでもない詐欺師だった。
被害に会ったというK氏が証言する。
「私はジム関係の仕事をしており、昨年7月、333に営業をかけたところ返事があり、飯尾と面識を得ました。きんに君も、うちのジムマシーンをわざわざ見学に来てくれました。そんななか、飯尾がきんに君がオリジナルで作っているプロテインで儲けないかと話を持って来たんです。500万円単位で仕入れ資金を出してくれたら15%の謝礼を払うと。そのプロテインは販売というより、きんに君の関わっているジムの関係者などに配るから確実に捌けると」
ところが、実際に資金を出しても飯尾氏は「ちょっと待って」、「銀行から引き出せなかった」などといい、約束の日にマージンの支払いがないことが多々。しかしながら、有名タレントのきんに君側と仕事をやらせてもらっているという意識の上、飯尾氏からジム関係者を紹介されわずかなら実際に仕事をもらえたりするなか、出資が増えて総額9200万円、対するマージン受取額は約800万円に過ぎないなか、約2カ月前に飯尾氏と一切連絡がつかない事態に。
その後にわかったことだが、このK氏以外にも、プロテイン、その他で出資を持ちかけられた者は10数人、その被害総額は少なくとも数億円になると見られるという。
しかも、その後の調査で、この飯尾氏、驚くなかれ、架空投資話で実に30億円も集め失踪した“前科”があることがわかったというのだ。
(本紙では、この飯尾氏の行方を追っています。見かけましたら、こちらにご一報下されば有り難いです)

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