アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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東京・神保町で地上げを進める「集英社」

冒頭に掲げたプレートの文字は、地上げ対象になっているとされる建物に貼られたものだ。
「堀内会長の地上げのやり方はだましと強引」、「集英社堀内会長はこの地でどうしても地上げ自社ビルを建てたい」「この地がシャッター通りになったのはすべて堀内会長と北畠人事部長」と言った書き込みも見られる。
「集英社」は売上高で見た場合、2000億円を超え、「講談社」、「KADOKAWA」(9468。東証プライム)を押さえて堂々第1位の出版社。
2位の講談社(『週刊現代』)、4位の小学館(『週刊ポスト』)のように総合週刊誌は出していないが『週刊プレイボーイ』は有名だし、『週刊少年ジャンプ』といったドル箱の漫画雑誌を持つ。
2020年8月まで社長をしていた堀内丸恵会長は、入社してすぐの1975年、週刊少年ジャンプ編集部で『東大一直線』(小林よしのり)、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本治)の初代担当編集者として、この2つを大ヒットさせている。
その堀内会長が地上げとは、どういうことか?
集英社の本社は一ツ橋2丁目にある「神保町ビル」。
そして、第2本社ビルは神田神保町3丁目にある。
冒頭のプレートが出ていたのは、この神田神保町3丁目の方の一画の靖国通りに面した南側。
神田神保町といえば古本屋街を思い出すと思うが、その集中した一帯の外れ、靖国神社がある地下鉄「九段下駅」と「神保町駅」の中間にほぼ位置する。その一画には城南信用金庫九段支店もある。
それにしても、なぜ「集英社」が地上げ屋と批判されるのか?

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