アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<新連載>福賀中の兜町アンダーワールド(4)「『データセクション』など4仕手銘柄の動き」

*2006年10月から1000回近くも寄稿いただいた宝田陽平氏は終了。この新年から福賀中氏が、株式市場のアンダー情報を引き継ぎます。宝田氏以上に仕手筋情報などにつき、ズバッと裏情報を書いていくそうです。ご期待下さい。
ただし、宝田氏同様福賀氏も個別銘柄を推奨するものではない。こういう未確認の仕手情報が出ているが騙されないように、と警告するのが狙い。くれぐれもご用心を。

先週は、この連載で前回も取り上げた「データセクション」(3905。東証グローズ。東京都品川区)が大引け後のPTS(私設取引システム)で乱降下となった。引け後の1月26日の第三者割当増資IR(払込日は2月13日)を見て、希薄化懸念でPTSでストップ安。しかし、その後急速に値を戻す荒い動きだった。
増資IR内容は約6億8200万円の第三者割当と、すべて行使されれば約8億1600万円の資金調達となる新株予約権。行使価格は544円。行使期間5年。稀薄化率は約25%。544円は1月26日終値より少し低い価格で、大幅なディスカウントなら希薄化懸念で売られるだろうがそんなことはない。むしろ、経営低迷企業が増資により延命したことで買われる場合もある。例えば、低迷企業がソフトバンクや三菱商事といった大企業に第三者割当増資をしたとしよう。市場は希薄化より経営の安定・将来性を評価するはずだ。データセクションは貸借銘柄であるため、空売りした投資家も多かっただろう。
仕手株の空売りは厳禁。これは昔からの鉄則だ。
さて、同じく仕手株の

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