アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

再生可能エネ蓄電システム開発会社を、中国系企業が乗っ取り計画!?

中国系企業にわが国の土地や水源地が買い漁られ、あるいは、有望だが業績が低迷している企業が乗っ取りをかけられるなか、わが国政府も経済安保上からようやく規制を設けたり、監視を強めているが、そんななか、本紙に近い将来に有望なことから公的資金も投入されている企業を、やはり中国系企業が乗っ取る計画が進んでいるとの情報提供があったので、報じておく。
ターゲットにされているのは、「LEシステム」(本社・福岡県久留米市)。
同社は、蓄電池「バナジウムレドックスフロー」(VRFB)用の電解液を生産するベンチャー企業。
VRFBは、他の大型蓄電池に比べて劣化が少なく、長期間の安定稼働が可能、しかもその電解液は半永久的に使用できるためひじょうにコスト安。そのため、発電量が天候などに左右される太陽光や風力発電など再生可能エネルギーの余剰電力の蓄電に持って来いとされ、今後、その需要は急拡大すると見られている。
ただし、電解液にはパナジウムというレアメタルを利用。その不安定な供給とコスト高がネックになっている。
ところが、LEシステムは火力発電所などで発生する産業廃棄物の重油燃焼煤などから割安で安定的にバナジウムを回収する技術を確立。その実用化を目指し、2021年9月には福島県浪江町に国内最大規模の電解液生産工場を建て(右横写真)、本格操業を目指していた。
こうした重要なベンチャー企業だけに、この間、経産省所管の産業革新投資機構(INCJ)、「西松建設」(1820。東証プライム)、「四国電力」(9507。東証プライム)などが総額数十億円を出資、技術協力もしている。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧