アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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木原事件で露木長官を告発した月刊紙社長――未解決3事件の詳報(同根の「警察組織による事件隠ぺい」か)

木原事件につき「事件性なし」とした露木康浩・警察庁長官を「日本タイムズ」という月刊紙を出している川上道大氏(冒頭右写真の右端人物)が告発した件を本紙、並びに本紙YouTube版で報じたところ、大きな反響を呼んでいる。
この木原事件について「事件性なし」はいくら何でもおかしい、それに犯罪を取り締まるべき警察トップが犯罪を隠蔽するようなことになったら世も末だとの国民の思いは、想像以上に大きいということだろう。
つまり、ここで最も責任を問われているのは木原誠二・官房副長官ではなく、警察組織なのだ。
一方、今回、露木長官を告発した川上氏自身、今回告発はひじょうに思い入れが強く、それは木原事件も、自分の未解決の事件も「警察の事件隠ぺい」という点で“同根”だからと主張している。
そこで、これを機会に、川上氏主張の3つの未解決事件につき解説することにした。
川上氏が襲撃されたのは銃撃され足を負傷した事件だけではない。
実に5回も襲撃されている。
契機は、地元・香川県の銀行が、地元の山口組直系組織「若林組」(高松市)にダミー会社を通じて迂回融資しているとの情報を得て、自身の月刊紙で連載を始めたことだという。
以下、襲撃の日付と内容。

①1997年11月29日
川上氏自宅に向け、4発の銃撃事件(台所と、息子の部屋窓に2発づつ。未解決)

②1998年6月18日
若林組幹部による暴力行為等処罰法違反(脅迫)。逮捕。

③1999年4月13日
別の若林組幹部による暴力行為等処罰法違反(脅迫)。逮捕。

④2000年1月29日
川上氏運転(家族同乗)の自家用車への鉄パイプによる襲撃(未解決)

⑤2006年3月7日
川上氏宅前で、若林組元組員・森裕之による3発の銃撃事件。1発が川上氏足に当たり負傷。森は自首。懲役15年の実刑で服役。

以上の通り。
そして川上氏が指摘する3つの未解決事件とは、①④⑤を指す。
①④は犯人が未だ捕まっていないのでわかるが、なぜ⑤も入るのか?
それは⑤の事件で逮捕・服役した森は、事件の約1カ月前に破門になっており、また襲撃の動機が「組を破門されたことに納得できず見返そうと犯行に及んだ」として個人的な犯行で処理されているからだ。

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