アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(941)「東洋証券+新たな2銘柄仕手情報」

大物仕手筋介入と噂されるある銘柄が連日のストップ高――この件は後述するとして、最初に、月刊会員制情報誌『FACTA』の最新号(9月号)に「東洋証券」(8614。東証プライム。東京都中央区)買い占めの記事が出ている。
詳しくは同誌を見ていただきたいが、この独立系で、対面営業主体(中国株に定評)の証券会社を複数の仕手筋が買い集めているという内容。過去に鉄鋼向け耐火物メーカー「ヨータイ」(5357。東証プライム。大阪府貝塚市)、建設コンサル、ファッション、不動産の3本柱「トライアイズ」(4840。東証グロース。東京都千代田区)、照明機器大手「岩崎電気」(6924。東証プライム。東京都中九)などにも介入も、これまでと違い今回は落ち目の証券会社といえども金融庁の管轄だ。東洋証券に理不尽な圧力をかけ過ぎると、証券取引等監視委員会(SESC)の締め付けが厳しくなるのではと危惧する。また、介入者の経歴から見て業界再編も厳しいだろう。
さて、最近の新興市場銘柄の大幅安で個人投資家は傷んでいる。信用担保割れも続出中。しかし、相変わらずX(旧ツイッター)上には新興銘柄に関する書き込みが目立つ。つまり、SNSで拡散したい投資家が多く、それは自身が儲かっていないということだろう。
ハコモノ企業である「グローム・ホールディングス」(8938。東証グロース。東京都港区)に大物投資家介入説が流れたが、本人は否定しているという。同社は中国筋が買い集めており、厳しい見方が増えている。
さて、その大物投資家の動向が気になるところだが、筆者は市場で勝負する仕手筋には期待している。しかし、増資絡みの仕手筋は消えてほしいという考えだ。

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