アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

内装工事会社の“ビックモーター版”か――壊れていない内装を客に壊されたと不正請求し、保険金山分け!?

中古車販売大手「ビッグモーター」(東京都港区)が7月25日、一連の保険金不正請求問題を巡り記者会見を開き、創業者で社長だった兼重宏行氏(71)の辞任を発表したのはご存じの通り。
兼重氏は経営陣の関与は否定したものの、組織的かつ長年に渡り、ドライバーやゴルフボールなどで車をわざと傷をつけ、損保会社に対し保険金を不正請求していたのだから、経営陣の関与がないのは疑問で、辞任は遅すぎたといっていいだろう。
そんな中、本紙に対し、飲食業界関係者から、自分の業界でも、組織的に同じようなことをしている連中がいるとの情報提供があったので報じる。
その存在、業界内ではかなり前から噂が流布していたが、その情報提供者も「一緒にしないか?」と直に営業をかけられたことで本当のことだったと確信したという。
というのは、こちらのケースは、内装会社が、飲食チェーン店に対し、「うちが修理したことにするから折半でどうですか?」と不正請求の話を持ちかけるのだという。
ビッグモーターのケースに比べれば、詐取する金額はわずかかも知れないが、「客のせいにして、まったく壊れていないのに、壊れたことにして嘘の修繕の請求を繰り返すスキームを提案するのですから、ビッグモーター以上に悪質。こんな不正は許せない」というのだ。

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