アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

あの竹森被告が、「国家公務員倫理審査会」に伊藤豊・金融庁監督局長を告発していた

 先週発売の『週刊文春』が、木原誠二衆議院議員(官房副長官)の妻は結婚前に起きた殺人事件の容疑者だったが、木原氏が有力政治家故に再捜査が立ち消えになった旨の記事を掲載。これに対し、木原氏は早速、記者クラブ加盟マスコミ向けに、「マスコミ史上稀にみる深刻な人権侵害」、「速やかに文藝春秋社及び記事掲載にかかる関係者について刑事告訴を」行うとした「御通知」(下写真)を送付し追加報道阻止に躍起だ。
こうしたなか、「政治倫理審査会」で両者の言い分を聞いてはどうかという意見も出ている。
政治倫理審査会は、政治家の行動が法令違反または道義的にどうか審査するところだが、これに対し、先々週の6月29日、公務員につき同様に審査する「国家公務員倫理審査会」に「告発状」(以下に一部を転載)が出されていたことがわかった。
国家公務員倫理規範に違反し、供応接待を受けたとして告発されたのは伊藤豊・金融庁監督局長(冒頭写真)。
伊藤氏は東大法学部在学中に国家公務員一種試験(法律)に合格。大蔵省(当時)に入省。22年6月から民間金融機関等の監督を所掌事務する金融庁監督局長を務める。現在、59歳。
告発したのは竹森郁被告
そう、本紙でも既報のように、上場廃止になった「テラ」のインサイダー関連で一審有罪判決を受け被告の身。一時、「政界フィクサー」、「令和の政商」などと言われる「大樹総研」の矢島義也氏と蜜月関係にあったものの、仲たがいし、今年3月24日、司法記者クラブで、矢島氏と政・官界との「パンドラの箱」を開ける内容につき記者会見するとしていた。だが、完全敗訴の先の一審有罪判決に落胆してか会見を直前に中止していた。
その告発状の内容だが、

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